【一問一答】福田俊 戦力外通告 エスコン元年に開幕29試合連続無失点「不思議な縁ですよね」
戦力外通告を受け、鎌ケ谷で囲み取材に応じた福田=撮影・榎本真之
大卒7年目サウスポー 現役続行を希望
日本ハムは22日、福田俊投手(28)と来季の契約を結ばないことを発表した。札幌出身のサウスポーは2018年ドラフトで7位指名を受け、星槎道都大から日本ハムに入団。リリーバーとして20年に自己最多の30試合に登板。23年には開幕から29試合連続無失点をマークし、宮西が持つ球団記録に並んだ。今季は原因不明の神経痛に悩まされ、1軍での登板はなかった。今後についてはNPB球団での現役続行を希望している。一問一答は以下の通り。
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―戦力外を伝えられて、率直にどう受け止めたか
「多少、覚悟していた部分はあったので、受け入れました」
―ここ数年は体の状態が万全ではない時期もあった
「今年のキャンプから6月ぐらいまでリハビリをやっていて、シーズン終盤に戻ってきたという感じですね」
6月27日の2軍DeNA戦で実戦復帰した福田
―原因不明の痛みで大変だったと思うが、今はだいぶ改善されているか
「もう今は、なんともないです」
―その時期は手探りの状態だったか
「そうですね。いろいろな治療をしてもらったんですけど、なかなか一気に良くなるということはなかったですね」
―診断名も出なかった
「はい」
―どうすればいいか分からなかったところもあったのでは
「そうですね。本当に早く治ってくれと思いましたけど、なかなか治らず。で、痛みは引いてきたんですけど、たぶん2カ月ぐらいボールを投げられなかったんですよね。そこの部分で、感覚であったり、出力であったりというのが戻ってこなかったですね、投げられるようになっても」
―今後をどう考えているか
「一応、現役続行で考えていますね」

―NPBを希望
「そうですね。できれば」
―トライアウトは受けるか
「受ける予定でいます」
―まだ全然やれる自信があるか
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「そうですね、シーズン終盤で(状態が)良くなったというか、戻って。やれる自信はあるので、チャンスがあれば、そのチャンスに。チャンスは少ないとは思うんですけど、そのチャンスが来た時に、しがみ付いて結果を出せるように、という感じですね」
―日本ハムでの7年間で印象に残っている試合や、思い出深い出来事は
「初勝利(23年8月4日のソフトバンク戦)じゃないですかね」
23年8月4日のソフトバンク戦でプロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に笑顔を見せる福田
―開幕から29試合連続無失点も記録した
「ですかね。それしかないですね(笑)」
―日本ハムという球団への思いは
「そこに関しては感謝しかないですね。ドラフトで取っていただいて。7年間でしたけど、そんなにたいした結果も出せなかったんですけど、それでも7年見てもらって、感謝しかないですね」
―在籍中、大学時代を過ごした北広島市に本拠地球場ができた
「不思議な縁ですよね。大学時代を過ごした北広島で、またプロになってそこでできたという。いいっすよね」
―開業初年度に1点も取られないピッチングを披露した
「球場の中はあまり北広島感はないんですけど(笑)。その行き帰りの道とか、懐かしい道であったり、(以前と)変わっている、みたいなものもあったりして。2023年は良かったです」
23年、エスコンフィールド北海道で投球する福田
―球団からはどのような声をかけられたか
「まずは契約しないということと、ありがとうというのと。こちらこそ、という話なんですけど。あとは自分がまだ現役続行で、というのを伝えました」
―今季の負傷の部位は
「別にここ、というのは出ていないんですけど。これだというわけではないんですけど、総じて首から来ているんじゃないかという。首からの神経痛、かっこ仮、みたいな感じです」
―投げる動作で、肘や肩などに痛みが出たような感じか
「そうですね。一番ひどい時は、あおむけになったらもうしびれて、寝られなかったりとかがあった感じですね」
―痛みというより、しびれか
「しびれと、なんかジンジン、ジンジンするんですよ」
―肩や肘が痛いという感じではない
「そういう感じではないです。何もないです」
―今はもう万全
「健康体です」