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2025/10/22 21:30 NEW

日本ハム 1位指名は石垣か立石 栗山CBO「監督だったら引いてくれるだろうと信じて」 道内関係選手の大量指名も

スカウト会議後、取材対応した栗山CBO

都内のホテルで最終スカウト会議

 日本ハムは22日、都内でスカウト会議を開き、翌23日に行われる2025プロ野球ドラフト会議に備えた。1位指名は公表しなかったが、投手と野手の2人に絞ったと明言。競合を恐れず、登別出身の158キロ右腕、石垣元気投手(健大高崎高)か、野手の目玉となる強打の立石正広内野手(創価大)に入札する見込みだ。

 およそ5時間の会議を終えて、報道対応した栗山CBOは1位入札が投手か野手かと問われ「どっちかよ。ある程度、分かるでしょ、名前を言わなくても。本当にいい選手を取る」と王道路線を強調。「競合覚悟でいくわけだから、監督に引いてもらう。監督だったら引いてくれるだろうと信じていくつもり」と決意をにじませた。

健大高崎高の石垣

 

栗山CBO 「その2人は最初にイメージした通りだった」

 名前こそ出さなかったが、春先から密着してきた石垣、立石の評価は最後まで変わらなかったようだ。その年のナンバーワンを狙う方針はブレず「去年からずっと見ているけど、そこは間違いなかったと。将来、必要なところにはめるということで、その2人は最初にイメージした通りだった。やっぱり野球はピッチャーだし、中心バッターが必要」と訴えた。

創価大の立石

 

北海道関係選手は10人以上が最終リスト入り

 指名候補選手は全体でおよそ70人。そのうち、北海道関係選手は例年以上に多く、10人前後が残った。大渕スカウト部長は「冗談じゃなくて、(1位からシミュレーションして)並べたら全員北海道の選手じゃん、みたいな。理想の指名が何人かできて、(結果的に)全員北海道というパターンがあった」と指摘。「いつもよりも北海道の選手が多くて質が高い。(大半が)下位でという選手ではない」とあらためて高評価を口にした。

 今ドラフトで指名対象選手となる米スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(20)も注目されている。大渕スカウト部長は「動向を探っているとしか言いようがないです」と説明。栗山CBOは「覚悟してアメリカに行っている選手の気持ちはすごく重要。われわれは結構、調査もした。最後の最後まで追いかけているし、努力はするんだけど」と話すにとどめていた。

スカウト会議後、取材対応した栗山CBO(右)と大渕スカウト部長

 

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