ファイターズ
《ハム番24時》10月22日

20日に行われた秋季全道高校野球決勝戦では、北照が白樺学園を2-0で下し、13年ぶり6回目となる優勝を果たした。この勝利で、来春に行われるセンバツ出場を確実なものとした。同校OBで、現在は日本ハムのチーム付スカウトを務めている植村祐介さんは、「良かったですね。僕は(甲子園に)出られなかったので、うらやましいですね」と後輩たちの快挙をたたえていた。
決勝戦当日は、日本シリーズ進出がかかっていたクライマックスシリーズのファイナルステージ第6戦が夜に控えていたこともあって、映像を通しての応援はかなわなかった。それでも時々、速報をチェックし、勝利の瞬間を共にすることができたそう。
新チーム発足時には、指揮を執る上林監督が〝史上最低〟と評するようなチーム状態だったそうだが、植村さんは「そんなチームは甲子園に行かないです(笑)。選手を奮い立たせるにはいいんじゃないですか。小樽支部は勝って当たり前、みたいな雰囲気がありますけど、そこで足元をすくわれるのが高校野球だと思うので。その意味を込めて、上林さんはそうやって言ったんじゃないですか」と、指揮官の言葉の意図に考えを巡らせていた。
「悔いのないようにやってほしいなと思います。結果を気にせず、まずは堂々と頑張ってほしいですね」。自らがたどり着けなかった舞台で、後輩たちが奮闘する姿を見ることを、植村さんは心待ちにしている。