【一問一答】宮大樹 約2カ月ぶり復帰戦で完封勝利に貢献「最低限はできたかな」
後半29分から途中出場し、3バックの中央でゴール前を守ったDF宮(左)=撮影・北波智史
■J2第33節 富山0-2札幌(10月19日、富山県総合運動公園陸上競技場)
北海道コンサドーレ札幌のDF宮大樹(29)が19日、敵地で行われた富山戦の後半29分から途中出場し、2-0の完封勝利に貢献した。8月9日・長崎戦で右ハムストリングスを肉離れした守備の要は、約2カ月ぶりのリーグ戦で安定感あるプレーを披露。シーズン最終盤に頼れる男が戻ってきた。試合後の一問一答は以下の通り。
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―8月9日以来の復帰戦
「無事に復帰して、途中からでしたけど勝利に貢献できて良かったです」

―ピッチに立った瞬間の感情は
「入る直前に朋樹(高嶺)が点を取って2点差にしてくれた。1-0だと緊迫してプレッシャーが掛かるなと思ったけど2-0になったのでスムーズに入れました」
―右太もも裏の状態は
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「バッチリです。大丈夫です」
―約2カ月もどかしさを感じていたか
「いないときに、特にホームでは3連敗してしまった。自分がチームに迷惑を掛けて、ピッチで何も還元できないことは歯がゆかった。その思いを復帰したときに晴らしてやろうと思っていました。富山は残留がかかっていて、うちも1つも落とせない状況。アウェーでしたけど、必ず勝利して帰ろうという話をしていた。個人的には名古屋に在籍していたときに、このスタジアムではルヴァンでPKを外して負けていた。きょうは絶対に勝ちたいと思っていました」
―連敗ストップ
「複数得点、無失点で勝てたのはチームにとって大きい。素直に良かったと思うと同時に2-0、3-0ともっと点数を重ねたい。ボール支配率にしてもゴール前で守るのでなく、相手のピッチでボールを奪ってショートカウンターを仕掛けたり、そういうアグレッシブさを出せれば上位相手にも勝ち点を積み上げられると思っています」
―きょうの自己評価は
「特に何もしてないので。みんなが前半からアグレッシブに守備をしてくれて、僕がバトンを引き継ぐ形だった。採点を付けられるほどのプレーはしてないです」
―監督からの声掛けは
「守備のところをオーガナイズして、ゴール前で粘り強さを見せてほしいということだった。ゼロで終われたので最低限はできたかな」

―ゴール裏に約1000人の札幌サポーター
「やっぱり心強いです。どんな状況でも後押ししてくれる。ありがたさをピッチで感じています。ホームで勝ててないので、次は水戸戦ですが、しっかり勝ち点3を見せられるよう頑張りたい」
―2日前に現地入りした。勝利につながったか
「絶対に結びついていると思います。クラブやホテルの方たちも後押ししてくれたので、有り難いなって気持ちです」
―残り5試合
「きょうのような複数得点、無失点試合を毎試合できるように。他力ですが、目の前の試合を泥臭く戦いたい」
―次節の水戸は強敵
「個人的にも僕が若い頃にお世話になった古巣のクラブ。あの頃があったから今の自分があると思っている。お世話になったクラブがJ1昇格の最前線で戦っている。その中で対戦できるのはすごく幸せなこと。強敵ですが、必死になって相手の攻撃の芽を摘みながら絶対に勝ち点3をつかみたい。間違いなく特別な試合になると思います」
―紅白戦出場もなく、ぶっつけ本番。実戦勘は失われていないか
「きょうは真ん中をやったので、あまり走行距離も出なかった。最後に危ないところの芽を摘もうというイメージだった。最低限はできたかな」
―スコアは完勝。戦っている選手は違う感覚か
「泥臭くタフなゲームでした。こういうゲームがあってもいい。どんな状況であれ勝ち点3をつかむことが必要。内容は後で振り返れば良い。少し汚いプレーになっても勝ち点3を積み上げることが大事」
―試合前夜の食事会場でパートナー企業からのメッセージが流れていた
「全員で見て、いろいろな方々に支えてもらっていると再認識できました。前々泊をさせてもらえたのもパートナー企業さんの支えもあってのこと。本当にいろいろな方々の支えがあってきょうの勝利があると思います」
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