【一問一答】古林睿煬 4カ月ぶりの先発で逆王手を呼び込む投球「持っているものを全て出して」
4回⅔を無失点と好投した古林=撮影・松本奈央
■2025 パーソル クライマックスシリーズ パ ファイナルS第5戦 日本ハム7-1ソフトバンク(10月19日、みずほペイペイドーム)
日本ハムの古林睿煬投手(25)が6月3日の阪神戦以来、約4カ月ぶりの先発マウンドに上がった。強力打線を相手に4回⅔を投げ、2安打6奪三振の無失点と堂々のピッチングを披露した。ヒーローインタビュー、試合後の一問一答は以下の通り。
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【ヒーローインタビュー】
―五回途中無失点。ナイスピッチングでした
「(日本語で)ありがとうございます」
―素晴らしいピッチング。きょうの投球はどうだったか
「きょうは負けられないということで。きょう負けてしまっても本当につまらないので、勝つということだけを考えてマウンドに上がりました」
先発登板した古林=撮影・岩崎勝
―調整が難しかった部分もあったかと思うが、どんな準備をしてきたか
「チーム全体がいろいろな情報をアドバイスしてくれたり、教えたりしてくれたので、マウンドではそれを信じて自分の投球をするだけでした」
―初回のピンチで柳田を三振に。大きなポイントだったのでは
「初回に失点すると、野手の方々にも負担がかかってしまうと思うので、あそこは絶対に抑えようという気持ちでした」
―きょうも打線が7得点。野手の勢いは投手陣にも伝わっているか
「本当に打線も素晴らしいと思うので、あしたもこの勢いのままいきたいと思います」
―3勝3敗のタイに。あすの第6戦に向けてファンにメッセージを
「(日本語で)あしたも一緒に頑張ろう!」
【試合後の取材】
―久しぶりの先発登板。どんなことを意識したか
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「きょうは、なんイニング投げるとか関係なく、一回一回しっかり目の前の打者を抑えて、失点をしないということを目標に頑張りました」
―CSファイナルでの先発登板を任されたことをどう感じたか
「マウンドに上がる前は、不安も少しあったんですけど、チーム全体で勝ち進んできているので、ここでみんなの勢いを止めるわけにはいかないということで、何がなんでも自分を出す、持っているものをすべて出して抑えるということを考えながら投げました」
―負傷後初の先発登板だったが、状態はどうだったか
「けがに関しては、今の状態ではほとんどもう治っているというか。体は良い状態だったので、この後はこれをいかに維持するかというところですね」
五回途中まで無失点の好投を見せ、笑顔でマウンドを降りる古林(左から2人目)=撮影・宮永春希
―投げるイニング数に関して事前に話はあったか
「もう負けられないので、最初から全力でいくというところでしたね」
―チームが追い込まれてからきょうまで、待っている間はどんな心境だったか
「その期間も、自分だけではなく、チーム全体に落ち込んでいるムードというのが本当になくて。自分もしっかり勢いに乗れて、こういう結果になったということは、すごく良かったです」
―夏場以降、けがで調整していた時は、どういった思いで過ごしていたか
「リハビリ中も、早く1軍に戻ってチームに貢献したいという思いは強かったので。結果的には結構、長い間、離れていたんですけれども、ここまで来たら、出せるところで自分の力を出すという気持ちです」
―9月にこの球場でリリーフ失敗を経験していた。その投球をどのように分析していたか
「リハビリから帰ってきて1発目で、あの時は緊迫した試合で投げるということ自体がすごく久しぶりで。自分も調整をしっかりできていないような部分があったので、あれが本当に良い経験になって、きょうこのようなピッチングができました」
ヒーローインタビュー後のフォトセッションで笑顔を見せる古林
―ソフトバンク打線をどのように分析したか
「ここで4戦に先発した4人のピッチャーの方々にいろいろと情報をいただいて、感覚的なところからデータ的なところまで、しっかりと準備をした状態で試合に臨みました」