古林睿煬 実戦復帰は〝水入り〟もライブBPで最速152キロ
ライブBPを前にブルペンで調整する古林=撮影・工藤友揮
今季加入し2勝1完封の本格派右腕
日本ハムの古林睿煬投手(25)が4日、2軍施設のある千葉・鎌ケ谷でライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板した。
けがから復帰し、2度目の登板。打者7人に31球を投じ、最速152キロをマークした。順調な回復ぶりを見せる〝火球男〟が、優勝を争うチームの切り札として、1軍復帰を目指している。
6月3日の阪神戦で負傷
6月3日の阪神戦で、左脇腹を痛め、左内腹斜筋損傷と診断された。3カ月のリハビリ期間を経て、この日の2軍戦で先発投手として実戦復帰する予定だったが、両チームのバッテリーが発表された後に雨天中止が決定。急きょ、ライブBPに登板することとなった。

稲葉2軍監督、金子2軍投手コーチの評価は…
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その姿を見守った金子2軍投手コーチは「特に問題はないです。はじめはストライクが入らなかったですけど、相手が味方のバッターということもあって、そのへんでちょっとボール先行になってしまって。ブルペンでも出力が出ているので、実戦も大丈夫です」ときっぱり。復帰に向けて着実にステップを踏んでいると評価している。
同じくライブBPを見つめた稲葉2軍監督も「球速も出ていますし、順調じゃないですか。(前に)飛ばないだろうな、というボールを投げているので。本当に順調に来ていると思いますよ」と状態の良さを強調した。
ライブBPに登板する古林
1軍復帰でチームに追い風
今後は、あらためて2軍戦で実戦復帰する予定。チームの総力が試される最終盤の戦いに向け、157キロ右腕が、着々と準備を進めている。