【一問一答】山県秀 新庄監督からのDMに応えた一発「言葉通り、力まずに打てたので良かったです」
七回、ソロ本塁打を放つ山県(中央)=撮影・井上浩明
■2025 パーソル クライマックスシリーズ パ ファイナルS第3戦 日本ハム6-0ソフトバンク(10月17日、みずほペイペイドーム)
日本ハムの山県秀内野手(23)が七回、ソフトバンクの上沢直之投手(31)から左翼席へCS初本塁打を放った。リードを3点に広げる大きな一発。レギュラーシーズン同様、武器の守備だけではなく、勝負強い打撃を披露した。試合後の一問一答は以下の通り。
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―七回の本塁打は上沢のカーブを捉えた
「いや、本当にたまたまカーブに反応したな、という感じですかね」
―上沢へのアプローチで意識したことは
「真っすぐがスピードガン以上に速いと聞いていたので、その真っすぐに差されないようにとイメージはしていました。その1つ前の打席で真っすぐをしっかり捉えられたのが良かったかなと思います」
七回、ソロ本塁打を放つ山県=撮影・松本奈央
―ソフトバンクとの大事な試合でホームランが出ている
「自分ができることをやった結果だと思うので、ソフトバンクだからとかではなくて、自分としてはいつも同じようにやっている感じです。きょう、朝ご飯を福島と一緒に食べていて、きょうホームランやな、みたいな話をしていたので打てて良かったです」
―福島がそう言っていたのか
「福島が『山県さんにかかっていますよ』みたいにプレッシャーかけてきて。そのプレッシャーに打ち勝て良かったです」
七回、ソロ本塁打を放ち、ガッツポーズを見せる山県
―有言実行できた
「はい。そうですね。本当は3打席連続って言っていたんですけど、さすがに厳しかったですね(笑)」
―1年目からシーズンで活躍し、ポストシーズンで打つと想像していたか
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「全く想像できていなかったので、自分でもびっくりしています」
―ポストシーズンのホームランはレギュラーシーズンと違うか
「逆にホームランを打った後、あまり興奮しなかったというか、レギュラーシーズンの方が興奮していました。しっかり次に抑えないと意味ないと思ってすぐ守備に切り替えられたのがすごく良かったかなと思います」
七回、ソロ本塁打を放った山県(手前左)がチームメートとハイタッチを交わす
―新庄監督からスタメンを知らせるDMが来ていたと。いつごろの話か
「夜中の1時50分くらいですかね。あしたショートでいくよ、というのと、1年目からこれだけ試合に出られたのはすごいことだから、あしたも心から愉しんで。で、力むなよと来たので、その言葉通り、力まずに打てたので良かったです」
―その時間は寝ていたのでは
「もちろん寝ていました。朝、きょうは9時半に起きたので、9時半にすぐ返信しました」
―びっくりしたか
「インスタグラム1件の通知を見た時に、よしっスタメンだっていう起床でしたね」
七回2死一塁、ソフトバンク・正木の打球を好捕する山県=撮影・岩崎勝
―通知を見ただけで分かるのか
「夜中にインスタグラムのダイレクトメッセージの通知は、だいたいボスなので(笑)。ぐっすり寝ているタイミングでいつも送ってきてくださるので。(返信は)朝起きてからという感じですかね」
―どんどん経験を重ねるごとにリラックスできているか
「いや、そんなことないですね。CSの舞台ですし、緊張することもあるんですけど、自分としては自信が少しずつ付いているのかなと思いますし、逆にそれに甘えることなく、しっかり自分のできることをやろうと思っている結果だと思うので、そこは変えずにやっていけたらいいかなと思います」
五回終了後、好守備を見せた山県(左)が伊藤に迎えられる