【一問一答】2季連続4強をあと一歩で逃した士別翔雲の渡邊雄介監督「非常に成果は大きかった」
白樺に惜敗した士別翔雲・渡邊監督=撮影・西川薫
■秋季全道高校野球第5日(10月16日、札幌・大和ハウスプレミストドーム)
▽準々決勝 白樺1-0士別翔雲

ハングリーな集団になり冬を越えたい
今夏の北大会4強の士別翔雲は、春夏の対戦時にコールド負けした白樺に八回まで0-0と接戦を演じていたが、九回に決勝点を与え、惜しくも敗れた。名寄支部悲願の甲子園へ挑み続ける渡邊雄介監督(43)の一問一答は以下の通り。
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―惜しかった
「あと1本がやっぱり遠かったですね。六回のノーアウト一、二塁でのバント失敗、あれが非常に大きかったですね」
―九回の継投のタイミングは
「(1死二塁)菊島くんの時に、先発の合田を(右翼から)戻せば良かったなって。それは代わる時に伝えてあったんで、自分の甘さが最後に出ちゃった。選手に申し訳ないですね」
―合田は八回を投げて疲れが見えたか
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「(白樺の)後藤くんも対応力が高いバッターなので、4巡目で捉えられるっていうような感覚もあったので、目先を変えて。菊島くんのところで、戻すっていうのが、ちょっと最後、決断しきれなかった」
―序盤、チャンスをつくりながらも得点が奪えなかった
「やっぱり痛かった。やはり2年生のクリーンアップのチャンスでの1本っていうのが欲しかったですね」
―全道で3試合を戦った経験値
「大黒柱の3年生が抜けて、彼らもどこまでやれるかってのが分からなかったと思う。それでね、ある程度ここまで来れたんで、もう一回、甲子園を目指して頑張ろうという気になれたんじゃないかなという意味では、非常に成果は大きかったんじゃないか」
―3季連続の8強入りと近年、めざましい活躍ぶり
「くじ運に恵まれた1年でもあったのかなとは思うんですけど、こういう実績っていうのが、地元の中学生に伝わって、この先につながっていってほしいなというのが、僕の一番の願い」
―春夏とコールド負けした白樺と接戦を演じた
「(白樺は)1年生主体だったんでね、2年生にはっぱかけて一気にひっくり返そうっていう感じでやってたんですけど、気迫とかハングリーさ、こういったところが大きな差なんじゃないかなっていうのは、試合をやりながら感じていたとこ。ハングリーな集団になってですね、一冬を鍛えたい」
―スタンドには3年生の姿があった
「昨日はなんかあんまり背負わないで無心無欲でやろうって言ってたんですけど、やっぱりアイツらの姿を見たら、やっぱりリベンジマッチだよなって。3年生のためにもきょうはやろうぜっていう話をしたんですけど、うまくいかなかったですね」
―名寄支部悲願の甲子園へ、21世紀枠の可能性も浮上
「さすがに僕はないかなと思っているんですけど、ただ、選んでいただければ光栄ですしね。そういう舞台に立てるのは彼らにとってもプラスになると思うので、いずれにしても実力をしっかりつけたい」
―収穫の大きな秋になった
「戦えるところと足りないところが本当にはっきり分かった。また鍛錬に臨みます」
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