清宮幸太郎 1番仕様の打撃で最多安打だ! 「より集中して入らないと」
打撃練習をする清宮幸=撮影・小田岳史
エスコンでの全体練習に参加
〝超集中〟で最多安打を狙う。日本ハムの清宮幸太郎内野手(26)が2日、エスコンフィールド北海道での全体練習に参加した。
初タイトル奪取を視野にシーズン最終戦となる4日のロッテ戦へと向かう。
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調子は右肩上がり 新庄監督も後押し
9月の月間打率.322を記録するなど、終盤に調子を上げてきた。今季の月間安打数では最多となる29安打を放ち、1日の試合終了時点でリーグ2位の141安打まで伸ばしている。リーグトップの楽天・村林とは1本差。日本ハムは残り1試合で、一方の楽天は残り3試合と不利な状況に変わりないが、新庄監督は9月28日のロッテ戦から1番起用を続けており、タイトル獲得に向けて背中を押す。
「タイトルを獲れるに越したことはないので、獲れたらうれしいです。まあ、村林さん次第です(笑)」
8月は月間打率.222と調子を落とした。しかし、フリー打撃から中堅方向へライナー性の打球を心がけると「ミスショットが減った」。確実性が増しただけではなく、ここ5試合で2本塁打。持ち前の長打力も戻ってきた。
練習前にチームメートと談笑する清宮幸
日々の入念なケアが結実
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大きなけがなく出続けたことが、最終盤でのタイトル争いに直結している。
「トレーナーさんに毎練習前、毎試合後、ケアしてもらっていますし、ほかに(ケアに)通っているところもありますし、トレーニングの頻度とか強度も、体を見ながらうまくできたかなとも思います。まだまだレベルアップできることはあると思いますけど、1年間こうしてできたのは良かった」
守備練習をする清宮
先頭打者の心構えとは
逆転タイトルに向けた鍵は〝1番仕様〟の打撃だ。特にビジターでの1番打者は、その試合で最初の打席を迎える。
「真っさらなので、より集中して入らないと。なあなあで打席に入ったらダメ」。後ろの打順であれば、相手の先発投手の状態なども少しは把握できるが、1番打者はそうもいかない。しっかりと配球傾向などのデータを頭に叩き込んで、打席に入る必要がある。
狙うは初タイトル&日本一!
「この前の1打席目とかは結構、緊張した。1番が慣れていないというのもありますけど、優勝は(ソフトバンクに)決まりましたけど、良い緊張感でできている」。その言葉通り、高い集中力が功を奏している。1番で出場した直近の2試合は、ともに第1打席で安打を放つなど、7打数4安打をマークした。
CS(クライマックス・シリーズ)に向けても、1打席たりとも無駄にできない。磨きをかけてきたバットで、タイトル争い、そして悲願の日本一へと向かっていく。
