【一問一答】郡司裕也 一発含む2打点でお立ち台も、麦わら帽子に注文「なんでXLとか用意してくれなかったのか」
ヒーローインタビューで笑顔を見せる郡司=撮影・桜田史宏
■パ・リーグ22回戦 西武3-4日本ハム(9月14日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの郡司裕也捕手(27)が勝負強さを発揮し、勝利を引き寄せた。一回に先制の中犠飛を放つと、2点リードの六回には右翼へ8号ソロ。4番での出場が続くポイントゲッターが、きっちりと仕事をこなした。ヒーローインタビューと試合後の一問一答は以下の通り。
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【ヒーローインタビュー】
―ナイスバッティングでした
「ありがとうございます」
―期待の歓声がたくさん降り注がれていますが、どう感じていますか
「声援はすごい届いていますし、ありがたいんですけど、帽子が小さいです(笑)」
―ちょっと浮いている
「僕の規格には当てはまらなかったです」

―お似合いです
「ありがとうございます。フフフフフ」
―第1打席は無死満塁で回ってきました
「4番なのでもちろん新千歳空港くらいまで飛ぶ満塁ホームランを狙っていたんですけど。強い真っすぐに押されて犠牲フライになったんですけど、いい先制点だったと思います」
―六回の裏には8号のソロ本塁打。大きな追加点だった。振り抜いた感触は
「大きい追加点だったと思いますし、福島がへばってきたので楽に投げてもらおうと思って打ちました」
六回1死、ソロ本塁打を放つ郡司=撮影・岩崎勝
―どんな気持ちでダイヤモンドを一周
「4番の仕事ができたなと、4番の顔をして一周回りました」
―先ほどから4番という言葉がたくさん。4番はあらためてどんな気持ちか
「まあ4番はチームの顔ですし、変な凡退をしないように。4番が凡退するとチームの士気に影響するので、凡打の内容も意識しているんですけど、最後にしょうもないサードゴロを打ってしまったので、ああいうことがないように気を付けます」
―郡司選手の4番の顔にファンの皆さん期待しています。ここから9年ぶりのリーグ優勝、そして日本一に向けて士気を高める一言をお願いします
「はい。みんなの頑張りとファンの皆さんの応援でいい位置にいるので。こんなチャンス、めったにないと思うので絶対に優勝しましょう」
【囲み取材】
―一回に先制犠飛。打点を挙げた
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「4番なので一応(笑)。あれぐらいは打っておかないといかんですね」
―あのくらいは序の口か
「いやいや、めちゃくちゃレフトスタンドを狙っていたんですけど、普通に差されました。結果的に。最低限という表現は好きじゃない。犠牲フライは最高なので。(きょうは)最低限でいいかなと」
―本塁打の打席はどんな意識で
「追い込まれていたので、丁寧に打ちにいったら、たまたま芯を食って伸びてくれました」
―入るとは思わなかったか
「いや、まあまあ感触は良くて。エスコンのライトなので入るかなと思いました」

―右方向への意識はあったか
「ある程度、センターから逆方向に意識があって。強い打球を打つ中で、たまたまあっちに行ったという感じですかね」
―4番は慣れてきたか
「もともと、ザ・4番というタイプでもないですし。その打席打席で、役割は変わってくると思う」
―自分なりの4番像をつくっていくか
「逆にそれはなくていいかなと。七変化で。毎打席、役割は変わってくるので、それを意識してやっていきたいです」
―レイエスの後ろを打つ機会が増えている
「基本、郡司勝負だなと感じます。(相手がレイエスに対して)申告敬遠するか、低めの変化球を振るのを待つか、という攻めになっているので。そうなると郡司勝負だろうなと思っています。絶対に僕と勝負してくれるので、狙い球を絞りやすいですし、フォアボールありきで攻めてこないのでやりやすい」
―新庄監督から役割のアドバイスを受けているのか
「いや、何も言われていないです。自由にやらせてもらっています」
―その方が取り組みやすいか
「八木コーチも、僕にはあまり言ってこないですし、信頼してくれていると伝わるので、ありがたいです」
―例年、9月はあまり成績が良くないが、今年は好調を維持している
「毎年、反省して、次にどうしようか、という繰り返し。同じ失敗をしないように、1年単位、1カ月単位、1打席単位で反省して次に生かすようにやっている。今のところはいいかなと」
―(自ら)
「(ONE PIECEコラボイベントのため、お立ち台でかぶった麦わら)帽子の件、触れなくていいんですか。見出しが弱いですよ、このままでは」
―サイズ変更を希望しているのか
「なんであんな小っちゃく用意したんだろうな。大きい人、いっぱいいるので。僕がルフィじゃなくて良かったですよね。1話で終わっていますからね。序盤しかワンピースを見たことがないですけど、シャンクスから『この帽子をおまえに授けられない』となりますから(笑)。車で1周している時も上を向けない」
麦わら帽子を無理矢理かぶせてもらう郡司(右)
―3人とも同じサイズだったか
「全部一緒だったんですよ。なんでXLとか用意してくれなかったのか。(石井)ピンさんと(斎藤)友貴哉さんがしっかり入っていたので、どれだけ僕の頭がでかいか、世に知らしめてしまった」
―脳にたくさん知識が詰まっているから
「という言い訳をいつも僕はしているんですけど、そういうことにしましょう。帽子のサイズ変更希望で」