Bリーグ
レバンガSG富永啓生が負傷交代 それでも3点シュート5本決めチームトップの17得点

■レバンガカップ最終日(9月14日、札幌・北海きたえーる)
▽ファイナル レバンガ北海道76-82アルティーリ千葉
開幕まで3週間を切ったレバンガ北海道に衝撃が走った。第2Q2分過ぎ、前日の試合で両チームトップの27得点を挙げたSG富永啓生(27)が、相手選手との接触で右足首を負傷し交代。得点源を欠いたチームは、第2Q終盤に逆転を許すと、第3Qに突き放された。3週間後に迫ったリーグ戦開幕へ、不安材料が残った。
ロイブルHC「そんなにシリアスではない」
エースが苦痛に顔ゆがめ、コートから退いた。そのまま会場を出ると、ハーフタイムが終わっても戻ってくることはなかった。幸い軽傷で、試合後にトーステン・ロイブルHC(53)は「そんなにシリアス(重傷)ではないので、長期のケガということではない。無理して彼を試合に出すとか、リスクを負わせたくなかった」。9月20日から2連戦のFE名古屋とのプレシーズンマッチ出場への可能性を残した。
負傷退場するまでは、超ハイペースで得点を重ねた。開始1分、ドリブルから切り込み、フローターでチーム初得点をマークすると、直後に右45度から3点シュート。その後も右コーナーから2本、さらに左45度からと4本連続で3点シュートを決めるなど、第2Qに退場するまでに3点シュート5本を含む17得点。途中で退いたにもかかわらず、試合を通じてチーム最多得点をマークする驚異のプレーで会場を沸かせた。