日本代表SG富永啓生がいよいよ〝地元デビュー〟13日から札幌でレバンガ初の国際主管試合

テレビ塔で各代表選手が会見
レバンガ北海道の期待の星・日本代表SG富永啓生(24)がいよいよ地元デビューする。クラブ15周年を記念して初めての主管国際試合「GRANBELL HOTEL GROUP presents LEVANGA CUP2025」を13日から札幌・北海きたえーるで開催する。出場クラブは、国内からは道産子SG大塚裕土(38)が所属するB1アルティーリ千葉、海外からは台湾・新竹御嵿ライオニアーズ、韓国・原州DBプロミが参加。4クラブが2日間のトーナメント戦で争う。前日12日には札幌のテレビ塔で各チームの代表選手が記者会見を行った。

10月の開幕までに守備の課題修正 島谷「課題がすごく明確に見えて…」
今月6日に行われたプレシーズンマッチ・大阪戦(55●78)では、富永が31得点と攻撃面では期待感を持たせたが、守備が機能せず20点以上の大差で敗戦。スタメン5人中、SG/SFドワイト・ラモス(27)を除き4人が新加入選手で、コミュニケーションに課題を残した。会見前日の11日には非公開で原州DBプロミと練習試合を行うなど、精力的に修正に取り組んでいる。会見に出席したPG島谷怜(25)は「チームとしては先週からプレシーズンのゲームが始まっている中で、その課題がすごく明確に見えてきている。そこは練習や昨日の試合もそうですけど、課題を修正しながら、今週末の試合を見てても、また新しい課題も出てくると思いますし、先週からやってきたことがまた修正できているかとか、そういうのを確認するような試合になる」。トライ&エラーを繰り返し、10月の開幕へ照準を絞っていく。

名寄市出身のA千葉・大塚が凱旋
凱旋出場となるのが、名寄市出身の大塚だ。東海大四高時代は3年時に全国に出場。東海大を経て、JBL2部でデビュー。20-21年シーズンに川崎でB1初優勝。翌シーズン、当時B3のアルティーリ千葉に移籍。昨季は主将としてB1昇格をけん引した。札幌・北海きたえーるでプレーするのは2020年のオールスター戦以来。「レギュラーシーズンとは違って、メンバーもいろいろ試しながらっていうところはあるけど、3ポイントが自分の武器なので、それを見に来てくれるファンの方々もいると思いますし、そういったところはしっかり見せていきたい」。ベテランシューターが、会場を沸かせる。
■SG/SFドワイト・ラモス(27)のコメント
「本当に待ち遠しくワクワクしております。まだプレシーズンっていうこともあるけど、このようなトップレベルの各国のチームと試合できるということは、チームにとっても、今自分たちがどのような段階にいるかということを計る素晴らしい機会だなと思うので楽しみ」