ファイターズ
2025/09/10 00:25 NEW

《鶴岡慎也のツルのひと声》感動しました! チームを引っ張る存在はファームにいた

■パ・リーグ23回戦 ソフトバンク4-7日本ハム(9月9日、エスコンフィールド北海道)

〝トラップ〟にハマったバッテリー

 風向きを大きく変える試合となった。まずは先発マウンドに上がった伊藤に触れたい。二回に長短4安打を食らって3点を先制された。左バッターを並べたホークスに対して、直球とスプリットが切れていた。そこに落とし穴があった。

 そういう時ほど、一辺倒の配球になりがちなのだ。トラップとでも言おうか、伊藤投手に限ったことではない。そこに来て、この2球種にアジャストできる打者が揃うソフトバンク打線。捉えられてしまった。

【ファイターズの最新記事はコチラ】

立て直したエース右腕

 ただ、何度もバッテリーを組んでいる伊藤と田宮。2巡目からはスライダーを中心に、カーブも含めた曲がり球を使って立て直した。力任せではなく、持ち球を活用しながら、自身の引き出しを空けてリズムを取り戻した。

 試合を通じて2、3回、ギアを上げた伊藤。さすがの一言だ。チームにとって大きいのは当然だが、最多勝を狙う立場でも、価値ある1勝となった。

湿りがちだった打線をよみがえらせたのは…

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい