コンサドーレ
2025/09/09 19:35 NEW

中村桐耶 リーグ戦復帰&PO圏進出へ闘志「どんな形でも勝ち点を。ここからは気力の勝負」

紅白戦を経てパフォーマンスは日を追うごとに上向いているDF中村(左から2人目)=撮影・宮西雄太郎

■9月9日、札幌・白旗山競技場

 北海道コンサドーレ札幌は9日、札幌市内で第29節・いわき戦(13日、プレド)へ向けて全体トレーニングを行った。5月の富山戦で左膝後十字靭帯部分断裂の大ケガを負ったDF中村桐耶(25)は、6日の紅白戦(30本×3本)でフル出場を果たすなど状態良好。逆境を乗り越えた〝むかわの星〟が、もうすぐリーグ戦のピッチに帰ってくる。

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 長く苦しいリハビリ期間を過ごし、心身は一回りたくましくなった。8月17日に行われた札幌大学とのトレーニングマッチで3カ月ぶりの対外試合に臨んだ中村は、今月6日の紅白戦で負傷後2試合目の実戦を経験。出場時間を大きく伸ばし、ピッチ上で確かな存在感を示した。

 「90分やりきれたことが1番の成果です。プレー自体もケガ前の状態に戻ってきている感覚があるので、より状態を上げていきたい」

 2週間の中断期間を挟んで迎える次節に照準を定め、カムバックを目指してきた。チーム内競争は覚悟の上で「チームの調子が上がって選手の状態も良い。簡単ではないけど、この中断期間の練習の中でアピールしてメンバーに入りたい」と静かに闘志を燃やしている。

 プレーの幅が広がれば、出番のチャンスは増える。紅白戦では得意の左サイドだけでなくCBの中央も務め、安定感あるプレーを披露した。「ケガで3カ月実戦から離れているので、最初は途中出場になると勝手に思っている。複数ポジションできる選手がサブにいるのはチームにとって大きいし選手層の厚さにもつながる。やれるに越したことはない」と、慣れないポジションにも精力的に取り組むつもりだ。

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