８日は丸一日、オフだった。中継ぎに回っている金村に貴重な時間をどう使ったのか、聞いてみると「普段は買い物に行ったりするんですけど、きのうは家の掃除をしました。遠征が続いて、ずっと部屋を空けていたので」と教えてくれた。

　先週は千葉、大阪で計６試合を戦い、自宅へ戻ったのは１週間ぶりだった。まずは大型家具店のニトリに出向いて、収納ボックスを購入。気合を入れて作業に当たった。

　「もともと掃除は好きで。あとは流れが良くない時に、身の回りをきれいにしたらいいと言うじゃないですか」。６日のオリックス戦（京セラ）で勝ち越し打を許し、巻き返しを図りたかった。そのタイミングで、風水や占いでも言われている手法を実践した。

　マウンドでは多彩な変化球を操り、丁寧に攻めるタイプだが、沖縄出身らしく「なんくるないさ」の精神が備わっている。ずぼらな一面もあるようだ。どのくらい部屋が散らかっていたのか、確認すると「ホコリはそうでもないですけど、僕、着ているものをそのへんに脱ぎ捨てたりしちゃうんですよ」と笑って明かした。

　洗濯をしつつ、不要品は捨てて、大切なものはボックスに収納。数時間かけて家の中をピカピカにしていた。「打たれたのは僕の責任なので、不運ではないんですけど、何かが変われば」。もしかしたら、頭の中もスッキリ整理できたのかもしれない。幸運が舞い込むことを願っています。