ファイターズ
《ハム番24時》8月31日

〝すってんころりん〟が、この楽天3連戦のキーワードなのかもしれない。
29日の第1戦では、レイエスの右中間への大飛球を追いかけた楽天の辰己と武藤が、スタンドインの瞬間にフェンスにぶつかり、2人揃って後ろに転がるシーンがネット上で話題になった。
そのシーンを「パテレで見ました」と語る山県もまた、きのうの第2戦の一回の守備で、ライト前に抜けようかというライナーをジャンピングキャッチしたものの、着地後に体勢を立て直せないまま後方に一回転。「ちょっとバランスを崩しちゃって。後ろにあのまま走って行っても転びそうだったので、もう後転しちゃおうと思って。けがは本当に怖いので、けがをしないための受け身で、後転がたまたま出たという感じですね」と、苦笑いを浮かべながらその場面を振り返っていた。
「(ボールを)捕ることが第1目的なので、あとのことを考えずに飛んだ結果ですかね」。そう自身の好プレーを振り返る山県も、楽天の2人もまた、無事にプレーを続行できたからこそ、こうやって記事にすることができている。けがには気を付けた上で全力プレーを見せ続けて、佳境に入ったシーズンを最後まで駆け抜けていってくれることを願いたい。