コンサドーレ
2025/08/26 19:10 NEW

佐藤陽成 リーグ戦デビューで高まる意欲「次はホーム。今週は絶対メンバーに入りたい」

前節の甲府戦でリーグ戦初出場を果たしたFW佐藤。大声援が響くホームゲームでの出場機会を求めている=撮影・宮西雄太郎

■8月26日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

 北海道コンサドーレ札幌は26日、札幌市内で第28節・大宮戦(30日、プレド)へ向けて全体トレーニングを行った。前節の甲府戦でリーグ戦デビューを果たした特別指定のFW佐藤陽成(21、大阪体育大)は、2試合連続のメンバー入りへ闘志をみなぎらせる。来季の加入が内定している赤黒のホープは、ホームでの出場機会とプロ初得点を目指し、首脳陣への猛アピールを誓う。

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 甲府戦ではゲームを締める役割を担い、夢中でピッチを駆け回った。2-1で迎えた後半40分。起用を告げられた佐藤は「(柴田監督から)強気に、勇気を持って。時間が少ないので時計の針を進めるように、チームが勝てるようなプレーをしてくれと言われました」と、明確な意図を持ってフィールドに足を踏み入れた。

 出場から3分後には、体を張ったプレーで相手のカウンターを阻止した。相手を倒したことでイエローカードを提示されたが、ピンチの芽を摘む一瞬の判断力を「あそこは止めないとやばかったので、みんなに良いイエローだと言われました」と周囲は高く評価。献身的な姿勢が、指揮官のうれしい初勝利につながった。

 リーグ戦デビューを飾り、モチベーションはますます高まっている。出番に飢える気持ち、得点への意欲は増すばかりで「次はホームなので、今週は絶対メンバーに入りたいです。(前節は)出場時間が短い中でも得点を狙っていたし、内定した時から(大学)在学中に点を取りたいと思ってきた。自分が試合に出る意味は得点を期待されてのこと。その期待に応えたい」と固い決意を言葉にした。

 7月上旬からチーム練習に合流した佐藤は、来年に迫るルーキーイヤーの大爆発へ向けて着実に成長を遂げてきた。「今年中にプロの強度やスピード感に慣れて、来年は一発目から活躍できるよう頑張りたい。しっかり毎日の練習に取り組めば成長できる」。全体トレーニング後も熱心に居残り練習する姿は、この夏に懸ける思いを表している。

中学時代から知る指揮官からの言葉

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