《SHINJOの信条》安心しては見ていられないけど…あのキャラがね(笑)。ボールは素晴らしい

■パ・リーグ20回戦 ソフトバンク3-4日本ハム(8月22日、エスコンフィールド北海道)
試合後、取材に応じた新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
―お疲れさまでした
「うちの誇れるピッチングコーチがあの継投。玉井くんから上原くん、斎藤くん…斎藤くん? そして柳川くん。今、金村くんはちょっと決め球を探しているところなので。斎藤くんでしっかり抑えてくれて。いやー、しびれましたね(笑)」
―斎藤はもともと、きょうのような活躍を期待していた
「何かマウンドで堂々としているというか。ここ1カ月ぐらいずっといいので。安心しては見ていられないけど…あのキャラがね(笑)。ボールは素晴らしいので。良かった、良かった。自信になったんじゃないですか、きょうのピッチング」
―きのう、選手たちは萎縮するんじゃないかと話していたが
「していたと思いますよ。選手たちの声を聞きたい。それを記事にしてほしい。そういうものを僕はチェックしているので。こういう気持ちでやっていたんだ、ということを知りたいから」
―球場が昨年のCS(クライマックス・シリーズ)のような雰囲気だった
「それはもうソフトバンクさんのおかげですよ。本当に。追いかける立場ではありますけど、こういうワクワクする試合をさせてくれているのはソフトバンクさんなので。きっちり、あす、あさって勝たせてもらって、さらにデッドヒートをファンのみんなに見せられたらもう、言うことがないですけどね」

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―万波が大事な場面でホームラン
「本当ですよ(笑)。ああいうところで決めてくれる男だと信じていましたけど。それも本人に聞いてもらって。(心情を)知りたいですね」
―今年、万波を辛抱強く使ってきた
「いいピッチャーがソフトバンクさんは多いので。点を取るのは一発だと岸マネジャーと話していたので。岸マネジャーに感謝します(笑)」
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―オリックス戦の練習前、万波の映像を見て八木コーチを通じてアドバイスしていた
「万波くん本人に言いました。今は大きいのは捨てようと。(そのうち)出るからと。トスバッティングのようにとにかく芯に当てようと。センターに。ペッパーの延長のように考えようと伝えて、分かりましたと返事があって。その日の1打席目にピッチャーライナーを打ってくれて、調子が上がってくるなと思って、次の日にヒットを2本打って。ここからでしょ。ちょっと石井くんの状態が下がってきたところで、万波くんの状態が上がって、清宮くんも上がって。レイエスはいつも通りしっかりタイムリーを打ってくれて。いいバランスになってきましたね」
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―スタメンが固まってきた印象
「うん、あしたも同じ。それでガラッと変わっていたりして。うそーんと(笑)」
―八回、打者1人ずつに対して外野守備を交代させた。その意図は
「斎藤くんのボールが強いので、しっかり見極めて振っていく近藤くんはレフト方向にいくかなと。山川くんが意識しているバッティングがたぶん、センターから右というイメージを持っていたので代えた。全然、飛ばなかったけど(笑)。あとは一歩目のスタート。詰まっても五十幡くんの方が矢沢くんよりも一歩目が速い。矢沢くんはダイビングキャッチをする時に肘から先が硬いから。そういうところ(を総合的に判断して)。まあ、たいしたことではないです」
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―この一戦に懸けているからこそ、手を打ったか
「もちろん。はい。この3連戦で勝負の分かれ道という中で、一球一球、一人一人、大事になってくるから。でもね、難しいのは(投手が)斎藤くんじゃなかったら、あそこはチェンジ、チェンジはしていないかもしれない。これは性格的な問題で。あの間が嫌なピッチャーもいると思うから。斎藤くんで良かった(笑)。逆にあの間が良かったかもしれない(笑)。またあした、きょうみたいな試合になると思いますけど、盛り上がりましょうよ」
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