《SHINJOの信条》まあまあ、きっちり打ってくれたのでね、ファーストの子が(笑)

■パ・リーグ19回戦 オリックス5-6日本ハム(8月19日、エスコンフィールド北海道)
試合後、取材に応じた新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
―(劇的なサヨナラ勝ちを振り返って)
「すごかったね。野村くんは4安打? 僕との約束通り、最後は2ベースでサヨナラヒット。いやーうれしいですね。オリックスさんが前のカードのライオンズ戦で6点差をひっくり返した。サヨナラホームランでいい勝ち方をしていて、簡単には勝てないだろうなと思いながら。3点を先に取ったんですけど、逆転してくるなと想像もしていた。でも達くんはきょう、いいピッチングでしたよ。114球を投げたら、ああいう時もありますよ。五回に5点を取られましたけど。カーブでホームランを打たれて、なんであそこでカーブやねんとなるんですよ。あそこで真っすぐでホームランを打たれていたら、なんで真っすぐやねん(笑)。114球も投げていたら、ああいうボールもあります。序盤はカーブでカウントも取れていたし、もう合格ですよ。でも彼なりの反省点はあると思う。ただそんなに変えることはないかなという思いはあります」

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―六回から持ち直したことに意味がある
「あそこから、どういうピッチングをしてくれるか、というところも見ものでした。十分です」
―最近の野村の打撃はどう見ていたか
「本人にはホームランは狙うな、ということは伝えていた。またツーベースの意識で取り組んでいこうと言っていました。きょうも完璧な当たりではなかったですけど、バットの出方がいいからヒットコースに飛ぶ。きょうのサヨナラヒットでまた勢いを付けてくれると思う。ここからが楽しみですね」
【野村佑希 起死回生の逆転サヨナラ3点二塁打 「ボスのおかげだなとも思う」】
―野村につなぐまでの粘りも大きかった
「もう必死でしょ、選手たちが。選手の勝ちたいという気持ちがものすごく強いので。僕たちがどうこうという問題ではないですね、今は。ただ反省するところもあったし。まあまあ、きっちり打ってくれたのでね、ファーストの子が(笑)。あのけん制アウトはビックリしましたね。マジで代えようかと思った。ミスしたから、その後に打ってくれるんだろうなと思いながら」
【清宮幸太郎 サヨナラ勝利への活路を見いだした 待望の〝確変〟に「もう行きますよ!」】
―何かしらのサインがあったのか
「出していない。もちろん、出すわけがない。目が飛び出そうになった(笑)」
―打線が活発
「この時期は打線がカバーしてくれると思っていたので。前半は投手陣がしっかりやってくれて。その逆になるとずっと思っていた。ここでもう一回、両方良くなれば、完璧ですね。ちょっと今、中継ぎのピッチャーが3人で帰ってきてくれないというところがあったので、先発ピッチャーを引っ張りたいなという気持ちもあります。それはまた変わってくる。先発が、あれ、となった時に中継ぎが抑えてくれる。はい、何をしゃべっているのか、よう分からん(笑)」
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―この1勝は大きい
「いやいや、ここからは全部、大きい。全部は勝てないですからね。負けた時も先を見込んで、さあ、誰を使おうか、ということを考えていかないといけない」
―夏休みを利用して来ているファンにいい勝ち方を見せられた
「面白かったでしょうね、きょう。こういう素晴らしいゲームが続いているので見てもらいたい。チケットはほぼ完売かな。見に来たい人もいっぱいいると思うんですけど、来られない方たちは映像で見てもらえたら」
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