コンサドーレ
2025/08/19 19:20 NEW

田中宏武 新体制で定位置獲得へ「新しく競争。絶対負けないように」

後半から途中出場した秋田戦で攻撃を活性化させたMF田中宏(右)。新体制でのレギュラー獲得を誓う=撮影・宮西雄太郎

■8月19日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

 北海道コンサドーレ札幌のMF田中宏武(26)が19日、札幌市内で行われた全体トレーニングに参加し、第27節・甲府戦へ向けて調整した。前節の秋田戦は0-1で迎えた後半開始から途中出場。積極的にサイドを駆け上がり、チームの攻撃を活性化させた。新体制で戦うシーズン終盤。背番号30はライバルたちとの競争を勝ち抜き、柴田コンサに欠かせぬピースとなる。

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 前へ、前へ。そのアグレッシブな姿勢が、札幌に躍動感をもたらした。新体制の初陣となった秋田戦は、立ち上がりから相手の素早いプレスに苦しみ攻撃の形をつくれなかった。有効なパス回しを展開できずにいると、前半36分にミスから先取点を献上。柴田監督はハーフタイムを挟み、サイドアタッカーの投入を決断した。

 チャンスを得た田中宏は「ミーティングでも点を取りに行くフェーズと話していた。前半は意図して回すことで時間をつくるなり、あえてバックパスをしていたなら良かったけど、どちらかと言えば持たされていた。相手の圧を怖がって下げてしまうシーンが目立ったので、僕が入ったら常に攻撃的に前を向いてプレーしようと考えていた」と決意を固め、フィールドへ向かった。

 明確な意図を持ったプレーは、停滞していた攻撃のリズムを変えた。左サイドで上下動を繰り返し、ときにはドリブルで相手陣地を切り裂いた。「自分は背後のスペースや、(周りを)使って(パスを)出して空いたスペースを突いていくプレーが得意」と特長を存分に発揮し、何度も好機を演出した。

柴田監督が掲げる新たな戦術を歓迎

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