コンサドーレ
2025/08/16 17:50 NEW

【プレーバック】J2第26節 札幌0-2秋田

 

■8月16日、札幌・大和ハウスプレミストドーム

完封負けで柴田新監督の初陣飾れず

 北海道コンサドーレ札幌はブラウブリッツ秋田とホームで対戦し、0-2で敗れた。前半36分にミドルシュートから先制点を奪われ、後半19分にも自分たちのミスから追加点を許して2失点。指揮官が柴田慎吾監督(40)に交代して最初の試合だったが、監督の初陣を勝利で飾ることはできなかった。

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 試合開始早々にハードワークが持ち味の秋田に猛攻を受けたが、ここを凌ぐとホームの札幌がボールを保持しながら主導権を握る時間帯も増えていった。

 秋田は激しいプレスと豊富な運動量でカウンターを狙い、同14分にはCKのこぼれ球を拾った最後尾の札幌MF原康介(20)にプレスを掛けて裏のスペースへ飛び出したが、ここはGK高木駿(36)がセンター付近まで上がってカバー。何とか難を逃れた。札幌も守備からのカウンターを狙おうとするも、秋田の素早いプレスバックにつかまり、なかなか攻めきれない。

 秋田は札幌アカデミー出身で左サイドのFW佐藤大樹(26)が右サイドにも顔を出すなど縦横無尽の運動量で躍動する。同35分には左サイドのライン際を70メールほどドリブルで駆け上がったが、ここは原がしぶとくマークについてクロスをブロック。するとそのCKの流れから先制点を奪われた。

 札幌はCKで入れられたボールを跳ね返し、2度目のクロスも跳ね返してカウンターにつなげようとしたが、そこも素早い寄せで奪われ、そのままMF諸岡にミドルシュートを浴び、さらにそのボールがFW鈴木に当たって札幌のゴールに吸い込まれてしまった。

 前半は0-1のまま、シュートは2本に抑えられてハーフタイムを迎える。原はここでMF田中宏武(26)に交代。田中宏は左ウイングバック(WB)に入り、MF青木亮太(29)がシャドー、FW白井陽斗(25)が右WBに入った。

 後半の札幌は両WBがワイドにポジションを取り、ピッチを広く使った。すると秋田のプレスも弱まっていき、チャンスにつながっていく。しかし、最後の精度が悪く、得点が奪えない。

 同17分には現役時代の柴田監督と同期入団のMF宮澤裕樹(36)、MF田中克幸(23)を2枚のボランチに替えて反撃を狙ったが、まだうまくバランスがとれずにいた同19分にミスから失点。ビルドアップでパスを受けたDF浦上仁騎(28)のトラップミスに素早く反応されてボールを奪われ、GK高木との1対1を簡単に決められてしまった。

 札幌は同25分にFWアマドゥ・バカヨコ(29)に代えてFWマリオ・セルジオ(29)を入れるなど手を打つも秋田の堅い守備に苦戦。同アディショナルタイム6分にはマリオのヘディングシュートが惜しくもクロスバーに弾かれるなど後半だけで15本のシュートを放ったが、最後までゴールをこじ開けることができなかった。

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