《秋田戦後》最後にゴールへつながってない。そこが全て《柴田Talk》
■8月16日、札幌・大和ハウスプレミストドーム
試合後、取材に応じた柴田慎吾監督(40)の一問一答は以下の通り。
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―試合を振り返って
「勝てなかったことが全てかなと思っています」
―初陣。選手たちへ伝えたことは
「ミーティングは相手について再確認しました。あとはフットボールのベースのところです。自分たちがどれだけ勇気を持って強気にプレーできるかを選手に伝えてピッチに送り出しました」
―就任後の調整期間は短かった。選手たちのパフォーマンスへの評価を
「難しいですね。勝てなかったので何を言ってもアレかなと。狙いとするプレーは出ていたが、点を取れなかった。最後はそこのところの精度、思い切りですね。今後はより細かいところを詰める作業が必要かと思います」
―後半は両サイドを使うことでペースをつかみ始めた。ハーフタイムの修正点は
「修正点はワイドのところです。映像を見せながら選手に伝えて、そこからさらにスピードアップして相手の嫌なところに入ることは前半に比べて回数が増えた。ただ最後にゴールへつながってないので、そこが全てかな」
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―ゴールを奪えなかった要因は
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「1回、映像を見返して分析しなければいけない。1つは(ゴール前に)入る場所です。そこへサボらずに入れているか。もう1つは(プレーが)ワンテンポ遅かった。今そのタイミングで(パスを)出せば通るのに1個見てしまった。これから修正しなければいけないポイントです」
―選手時代以来のピッチ。立場が変わって見えた景色は
「バスでドームに入ったときのサポーターの出迎えで、あらためてたくさんの方々に応援されているなと感謝の思いがあり、気持ちがぐっと入った。ピッチに入ったときは懐かしさ。あとはゲームが始まってしまえばそんなに気にならない。ゲームに100%集中していたので、1番感じたのはバスの出迎えですね」
―準備期間が短い中で特に選手へ求めたことは
「アタックすること。それをやるためには、どれだけ勇気を持って強気にプレーできるか。マインドがすごく重要になる。ミスから2失点したが、それはとがめられないと伝えている。信念を持ってやり続けること、日々のトレーニングから100%で、次はああいう現象がでないようにやっていくしかない」
―次戦への修正点は
「1番は点が取れなかったこと。そこを修正したい。勝つしかない状況なので下を向いている時間はない。あしたはゲームに絡まなかったメンバーが悔しい思いをトレーニングマッチにぶつけてくれる。オフ明けからチーム一丸となって勝利に向かってベストを尽くします」
―勝負の分かれ目を挙げるなら
「分岐点はあったと思う。当然、失点はチームとして痛かった。ただ、それもとがめられない。個人的には前半の入りがゲームの行く末を(決めた)。想定していたが圧を食らった。もっと勇気を持ってはがしていくべきだった。比重が重くなって思うように前進できなかった。前半は自陣での攻守の機会が多くなってしまった。逆にもっと僕たちが圧をかけて相手コート内でアタックする機会が増えていたら、相手は後半に失速したと思う」
―秋田の吉田監督はフルパワーで試合に入ったと話した。札幌の狙いは
「(プレスに)来ることは分かっていたので、その処理を1個1個積み重ねるしかないと思っていたが、前半の入りを含めて後手に回った。ただ落ち着いてマイボールにできるシーンもさくさんあった。前日に相手の土俵に乗らないことも大事と話したが、乗ってしまった部分があった。多いに反省しないといけない」
―試合が終わってからも声援が鳴り響いていた。どんな思いで聞いていた
「申し訳ないという思いと、選手の時も感じていましたが、どんなときも温かいサポーターの方々と思っています。思いに応えられず申し訳ない気持ちです」
―入団同期の宮澤を起用。送り出す際にどんな声を掛けた
「ピッチ内で起きていることは共有できていた。(宮沢)裕樹はフットボールを誰よりも理解している選手。いろいろ起こりうる状況の中で対応してほしい。しっかりゲームをコントロールしてほしいと言って送り出しました」
―前半は中央を通すパスが少なかった
「サイドと中央は相互作用。中央があるからサイドがあり、サイドがあるから中央がある。後半は(青木)亮太とチェック(スパチョーク)のところでスペースを見つけながら引き出して、中央の細かい崩しで侵入する素晴らしい形もあった。そこがあるからワイドも生きた。ただもっとサイドのところでスピードアップして嫌なところに侵入する回数を増やしたかった」
―敗戦の中の収穫、次戦につなげたいポイントは
「勝てなかったことが全てです。後半はアグレッシブにボールを動かして、エリア付近でのシュート回数は増えた。そこは1個収穫。ただ何度も言うようにゴールが決まらなかった。どうやってゴールを奪うかを修正しないといけない」
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