ファイターズ
2022/01/07 15:00

大海 攻めの姿勢で最多勝獲る!!

今季は最多勝のタイトルを頂きだ~!! 今年の漢字一字を「攻」とした伊藤が、カメラに向かって攻めのポーズを決めた(撮影・桜田史宏)

 ガンガン攻めて、タイトル奪取だ! 日本ハム・伊藤大海投手(24)が6日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で自主トレを公開した。2年目のジンクス打破へ、今年の一字に選んだのは「攻」。強気の投球が持ち味の道産子右腕は、最多勝のタイトル獲得を高らかに宣言した。

1試合130球超もビッグボス指令に応える

 気温1度。小雪がちらつく中、本格始動した道産子・伊藤の気持ちは熱く燃えていた。「北海道より、こっちはかわいい雪」と笑い飛ばし、ランニングやストレッチで調整。今年の一字を問われると、迷うことなく「攻」と力強くしたためた。
 「投球で『攻』めることはもちろんですけど、もっともっと高みを目指していく中で、いろんな挑戦をしていきたい。守りに入ることなく、いろんなことに挑戦して、それを『攻』めると捉えてやっていきたい」
 ルーキーイヤーの昨季は10勝を挙げ、パ・リーグ新人特別賞を受賞。東京五輪では侍ジャパンの一員として金メダル獲得に貢献し、十分すぎる実績をつくったが、現状維持で満足することはない。プロ2年目の今季も「攻」めの姿勢を貫く。
 狙うは個人タイトル奪取だ。「最多勝を獲りたいですね。チームで1番勝ち星を重ねられるように頑張りたい」と気合十分。「数字を出すのはすごい苦手で、それにとらわれるのが嫌。でも、タイトルに関しては目指してもいいのかな」。目標を口にして、あえて自らに重圧をかける。
 このオフのテーマは「骨の髄まで感じて投げる」。体を効率よく使い、球数を少しでも多く投げることを目指している。新庄ビッグボスの指令にも応える覚悟だ。
 指揮官は昨年12月のインスタライブで先発投手陣に対して「中6日なら130から140球くらいは投げてほしい」と要望。昨季、130球超えは1度しかないが「やれと言われたらやるしかない。バランスとか効率のいい投球をすれば、120、130球でも9回はさらっと投げられると思う」と意気込んだ。

おみくじも攻めた!去年は14回、今年は5回で大吉

 年始には地元・鹿部町内の神社へ初詣。昨年は大吉が出るまでおみくじを14回引く執念を見せたが「今年は5回目で大吉が出ました」とはにかんだ。
 「『人に尽くせ』と書いてあった。2年目で少し余裕もあるので、周りを見て、チームのこと考えながらやっていきたい。いい兄貴でいられるように頑張ります」
 後輩が入ってくる2年目の自覚も十分。頼もしさを増した伊藤大海は、今年もやってくれそうだ。(中田愛沙美)

吉兆の特大アイナメゲット

 年末年始は鹿部町の実家に帰省。「ずっと釣りをしていました」と、趣味の釣り三昧でリフレッシュしたという。
 釣り納めとなった昨年大みそかには「2100グラムのアイナメを釣りました。重さでいったら過去1ですね」とニンマリ。「ジャッカルのチャンクローというワーム(疑似餌)で釣りました。引きはすごかったですね」と興奮気味に明かした。
 2キロ超えの大物を釣り上げ、吉兆の予感がムンムン。勢いそのまま、今季は最多勝のタイトルもゲットだ。

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