【一問一答】金村尚真 1カ月ぶり1軍昇格「ねこさん(金子コーチ)がすごくいい指導をしてくれて」
1軍に昇格した金村=撮影・小田岳史
■パ・リーグ15回戦 西武ー日本ハム(8月5日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの金村尚真投手(24)が5日、エスコンフィールド北海道で行われた西武戦に合わせて1軍昇格し、中継ぎでベンチ入りした。7月4日に出場選手登録を抹消され、1カ月間、鎌ケ谷で調整。不安や迷いを解消し、戦列復帰した。試合前、取材に応じた一問一答は以下の通り。
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―鎌ケ谷でどう調整してきたか
「走り込みももちろん、したんですけど。そこよりも、やっぱりメカニック的なもので、フォームに少し迷いがあったので。迷いがある中で試合に投げていると感じていた。迷いがない状態で試合に行かないといけない。それはすぐに変わるものでもない。いろんな人の意見を聞きながら。ファームだとねこさん(金子コーチ)がすごくいい指導をしてくれて。そこでいいものを自分で見つけて、その中で試合に入っていけたら」
新庄監督(左)にあいさつする金村
―言える範囲で金子コーチから教わったことは
「右足の使い方。ここをこうしたら、こうなるよと、感覚的なものを伝えてもらって。あとは変化球。最近、スプリットの落ちがあまり良くないと感じたので、数値を見ながら改善してきました」
―自身も気づかないうちに、体力面で負担がかかっていたか
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「いや、体力よりは考え過ぎたなと。考えながらマウンドに行って。初回と三回でフォームが違っていたり。いいときは何も考えず、一回から九回まで同じフォームを繰り返しているイメージがあった。迷いながらやっているので、回ごとに球速帯が違ったり。そういうこともあったので、迷うことをまずやめようと思いました」

―投げ終わった後、捕手と確認する作業が多くなるか
「自分が思っているよりも、球がいっていない、いっている、ということがあるので。そこが気になって。どうしてこの回、抑えられたんだろうと。自分の中で良くないのに抑えられた回もあって。キャッチャーにたくさん聞いたんですけど、いいときは自分の感覚とボールが合っている。そこも考えながらファームで調整してきました」
―いつから迷いが出るようになったか
「いつからだろう? 正直に言うと開幕からめちゃくちゃ調子が良いわけではなかったです。迷いはずっとあって、それがもろにオールスター前の試合に出たなと思います」

―対バッター以前の問題なのか
「そんなに考え込むタイプじゃないですけど、去年は1年間、1軍にいて。今年も1年間、いないといけないと。チームもいい順位にいて先発ピッチャーがみんな良くて、ちょっとでも失点したら悪いと思い込んでしまって、それもありました」
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