ファイターズ
《ハム番24時》11月4日
非常に個人的な話で申し訳ないが、今回のドラフトで育成1位指名を受けた常谷が在籍している北海学園大は、記者の母校でもある。過去に2人しかプロ選手を輩出していなかった大学から3選手が一挙に指名を受けたことは、卒業生の1人としても非常にうれしい出来事だった。
指名あいさつ後の囲み取材で、常谷に同大出身者で思い浮かぶ人は、という質問をしてみたところ、少し考えたのち出てきたのが「大泉洋さん」。記者が通っていた約20年前に同じ質問をされても、おそらく同じ答えを返していたと思うので、改めて大泉さんが活躍されている期間の長さ(というか、全国的な知名度は当時とは比べものにならないが)を感じさせられる。
大泉洋らTEAM NACSメンバーの出身校として有名な大学を、「常谷拓輝の母校」としてアピールするにはどうしたらいいか。「特にそういったところは意識しないですけど」としつつも、「自分は育成(契約)からなので、まずは支配下を勝ち取って。1軍で活躍してタイトルを獲れれば、知名度というのも自ずと上がってくると思うので。自分が努力をして、1軍の舞台でプレーして活躍している姿を見せることができれば、自然とそういうふうにはなるかなと思います」と答えてくれた。生まれてから一貫して道内の学校でプレーしてきた選手が、地元のプロ球団へと歩みを進めた。そんな道産子選手が〝北海道のスター〟になってくれることを期待している。