《SHINJOの信条》抹消して、もう3、4日、フラフラになるぐらいまで走り込んでほしい

■パ・リーグ13回戦 日本ハム1-4ソフトバンク(7月3日、みずほペイペイドーム)
試合後、取材に応じた新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
―(ソフトバンク、オリックスとゲーム差がなくなり)
「あしたから開幕戦ですね。第2章。本当の開幕戦、スタート。まあ3つ負けましたけど、ベンチの雰囲気はもう、キャンキャン言っている。若いチームなので、切り替えもできるだろうしね。大丈夫です」
―相手先発の松本晴が良かった
「ね。急に良くなりましたよね。先発転向は大正解ですね。あのスライダーも右バッターは打ちづらそうだし、タイミングのずらし方もうまいし。良い投手になっていきそうな予感がしますね」
―先発の金村は
「良くないね。抹消して、もう3、4日、何が悪いかとかは忘れて、フラフラになるぐらいまで走り込んで、走り込みだけしてほしい。走り込んだ後はボールが行かないかもしれないですけど、先のことを考えて。何かきっかけがつかめると思うから。そういうトレーニングの方法をしてもらえたら良いかなということは伝えました」

―2軍調整になるか
「そうですね。真っすぐが良くないね。金村くんらしくない。真っすぐが良くないと、変化球を振らないですからね。真っすぐの腕の振りが良くて、その振りで変化球が通る。クルクル三振が増える。まずはキレです」
【金村尚真 4回3失点で2軍降格「ファームの方々とたくさん話して、また良い形で1軍に」】
―打線はなかなか点が取れていない
「去年1年間、戦ってきた子たちが、まだまだ優勝を経験したことがない選手が、成長段階なので、ここからどういうふうに、ガンっと成長していくか楽しみです」
―今は疲れが出てくるタイミングか
「いや、そこまで疲れていなくないですか。フレッシュな選手がスタメンに結構、出ていたりしているので、そこはないかな」
【上原健太 2軍で〝ボスの目〟意識「そういうことばっかり考えていました」】
―久しぶりに首位ではなくなった
「良いんじゃないですか。面白いですよ。去年も実力の差を見せつけられたソフトバンクさん。今年は、パ・リーグもなかなか良い戦力が整っているので、突き放されることはないかなという感じではあります。小久保監督も今年はやっかいな戦い(をしている)。でも、逆に面白いと思うので。お互いに順番が行ったり来たり変わるような展開だと、パ・リーグが盛り上がるので、そういう展開にしていきたい。3つ負けたら、3つ勝てば良いので」
―(新庄監督が好きな)マラソンの瀬古さんのレースのように
「ハッハッハ。そうね。4メーターぐらいまで後ろでも大丈夫なので。まあ愉しみましょう」
【鎌ケ谷で見た光景㊤:松本剛 欠かさぬ〝居残り練習〟「野球がめちゃめちゃうまくなりたい」】
【イースタン・リーグ:オイシックス2-3日本ハム(7月3日)