【一問一答】伊藤大海 27日の西武戦に先発 新庄監督とのやりとりで目標に掲げた数字
25日の練習で笑顔を見せる伊藤=撮影・松本奈央
日本ハムの伊藤大海投手(27)が27日の西武戦(ベルーナドーム)に先発登板する。前回登板した20日の中日戦(バンテリンドーム)では今季初完封でリーグトップの7勝目を挙げた。リーグ戦再開初戦に向けての一問一答は以下の通り。
―前回、素晴らしい投球だったが、次はどういった投球を
「本当に変わらずというか、いつも同じですけど、初回、先頭、ファーストストライク。そういうところをもう一回、見直して、いい時の後のピッチングの方がよっぽど大事だと思うので、またいいゲームをつくられるようにしっかり投げていきたいなと思います」
―ベルーナドームは暑さを感じると思うが、対策などは
「でも意外と7月とか8月のベルーナ、いいイメージがあって、自分的に。なので、そんなに気にしないでいこうかなと」

―リーグ戦再開初戦
「先を見ると、ライオンズ3連戦あって、その後、ソフトバンクがあってっていう、すごく大事な一戦にはなると思うんで、チームに勢いを持ってこられるようなそんなゲームにしたいと思います」
―きょうのブルペンで確認したことは
「いつも通りですね。真っすぐと曲がり球とフォークボールと、本当にシンプルに。30球で絶対に終わると決めていたので。最近、確認したいことが多すぎて球数も伸びていたので。ちょっと出力も抑えて、球数も少なくできたので良かったと思います」
―夏は蒸し暑くなってくるが、体力的な部分などで工夫していることは
「あんまりないですね。すごく食べられるし、寝られるので、暑くても。今のところそんなに大きく変えてることはないですけど、やっぱり春先よりリカバリー速度が遅くなってくると思うので、交代浴だったり、そういうトレーナーさんに手使ってもらってだとかっていうのは、ちょっと多めにはしてますけど」
―西武と今季初対戦
「確かに今年初。まだ打線のイメージはそんなにないですけど、時間あるんで、しっかり勉強して挑みたいと思います」

―相手先発は今井
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「本当にいいピッチャーですし、1点2点のゲームにしたい。そういうピッチャーに勝ててこそだと思うので。今井投手自身と直接対決するわけではないですけど、打線との対決なんであれですけど、大きな意味を持つ1勝ができるようにやっていきたいなと思います」
―練習中にマウンドから緩い球を投げていた
「いつでも使えるように。結構、難しいので、たまにやるようにしてます」

―コントロール良く見えた
「いやいや、あんまり精度良くないです」
―場合によっては試合でも
「どうですかね。あんまりそういうゲームがないので。タフなゲームばかりで。チャンスがあれば」
―北山の投球から刺激を受ける部分はあるか
「もちろん。開幕からずっとみんな刺激し合ってるんで、すごくいいチームの状況もそうだと思いますし、雰囲気っていうのもそうですし、みんながこう常に誰かを意識して、チーム内でそういう競争があるっていうのはすごくいいことだと思う。置いていかれないようにしっかりとやっていきたいと思います」
―中6日で回り続けたい気持ちもあるか
「調整しやすいのもありますし、シーズンが終わった時に『もう俺は1人だけ回ったから』って言える(笑い)。いける限りやりたいなと思います」
―責任感
「やっぱり1人はそういうピッチャーが必要だと思う。みんなイニングに対してメラメラして、本当、完投できなかった、ぐらいの感じでたぶん投げ終わって帰ってきているので、すごくいい環境がつくれてるかなとは思います」
練習開始を待つ間、達(左)に声をかける伊藤
―昨年ぐらいから芽生え始めてきた
「でも28歳で無責任はやばくないですか、人として(笑)」
―チームの顔
「もちろんそうですね。下の子も多いですし、加藤(貴)さんと(山崎)福也さんは、また別として、真ん中ぐらいの年齢の人が引っ張っていけたら、それはそれでいい。そこはすごく意識しています」
―最多勝争いも7勝目を挙げてちょっと抜け出した。あまり意識はしてないか
「いや、やっぱりしてますね。一番、勝ちたいっていうのはありますし、勝ちにこだわるってすごく大事なことなので。監督との約束もありますし、そこはしっかり狙っていきたいと思います」
―DMでの監督とのやりとりは
「今回は、きのうだか、おとといだか急に『あと完投、何回してくれるの?』って。目標設定だけは伝えさせていただきました」
―数字は
「10完投っていうのは僕一つ、今年目標にしてるので。『あと6は確実にします』と」
