【一問一答】松本剛 1軍復帰戦でいきなり存在感 「『おかえり』という言葉が胸に刺さった」
一回1死、左前打を放つ松本剛=撮影・小田岳史
■パ・リーグ14回戦 ソフトバンク5-2日本ハム(7月29日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの松本剛外野手(31)が1軍復帰即、「2番・左翼」で先発出場した。九回にタイムリー内野安打を放つなどマルチヒットをマーク。七回の守備では周東の大飛球を好捕。走攻守の全てで存在感を発揮した。試合後の一問一答は以下の通り。
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―2安打1打点と結果を残した
「勝てなかったのはすごく悔しかったですけど、個人的には久しぶりに1軍に戻って来て、すごく良い緊張感でゲームができました。やってきたことを出せた打席がすごく多かったので、個人的にはすごく良い一日だったかなと思います」
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―初回の左前打の後、清宮のヒットで三進。好走塁だった
「走塁に関しては、自分に言い聞かせているわけではないですけど、どんな場面で、どんな(試合への)出方をしようが、守備だけだろうが、走塁だけだろうが、打撃だろうが、自分の能力が落ちていないというところは、常に見せていかないといけないなと思っています。自分に言い聞かせる意味でも、走攻守全てにおいて高いレベルでできるというところは継続してやっていきたい」

―三進は最初から狙っていたか
「エスコンでやっているというのはすごく大きいんですけど、ああいう打球は結構、難しいので、エスコンの芝は。相手の守備力を考えた上で、行けるなと思って」
―大型ビジョンに映った時の歓声が一番大きかった
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「本当にそれはすごく感動した。2軍にいる時も、たくさんのファンの方が鎌ケ谷に足を運んでくれたり、それこそSNSを通してたくさんのメッセージをいただいたり。きょうも、ウエルカムハイタッチがたまたまあって、『おかえりなさい』とか、そういう言葉を使ってくれる方がすごく多くて、なんとしても応えたいな、という気持ちでした。今後も、そういうファンの方たちのために、自分らしいプレーというのを、どんな時も見せられたらいいなと思います」
一回1死一、三塁、レイエスの適時打で生還し、新庄監督(左)に迎えられる松本剛(中央)
―試合前にハイタッチも力になったか
「そうですね。『おかえり』という言葉が、すごく自分の胸に刺さったので、『ただいま』と、みんなに打席の中で返せたらいいなと」
―昇格1打席目でモイネロから打てた。やってきたことが確信に変わった部分があるか
「まだ1試合なので、分からない部分がたくさんあるんですけど、感覚的に戻って来た部分というのが、構えから含めて感じているのはある。これを継続するとともに、あとは結果を残すだけだな、というふうには思っています」

―九回のタイムリー内野安打もあった
「あれは気持ちがうまく打球に行ってくれたかなと思って。すごく難しいんですけど、ファームにいる時に横尾コーチと話していて、ラッキーヒットも結局、ラッキーだけじゃない部分があるよと。きょうのは完全にラッキーかもしれないですけど、詰まったヒット、(バットの)先に当たったヒットとか。内野安打を含めて、ラッキーヒットとなるんですけど、それを出していくことも大事だよねと。ふに落ちた部分がすごくあった。はたから見たらラッキーヒットでも、それを自分でつくり上げていく打席が増えればいいかなと思います」
九回2死二、三塁、タイムリー内野安打を放つ松本剛=撮影・大石祐希
―鎌ケ谷では佐藤コーチと居残りも
「佐藤コーチも西武時代から僕を見てくれていたので。悪いところをはっきり言ってくれますし、その中でこういう(体の)使い方、前はできていたよと。確かに、今は使えていない筋肉があるなという部分がありますし。それをかみ砕きながら。コーチ2人に教わっていい方向に行っていると思うので、あとは結果で示せたらと思います」