コンサドーレ
《平川弘のCool Eye》鳥栖戦はトップの周りで動き回るシャドーの2枚、とくにMF西川をつかむこと

〝魔界〟と言われるJ2が本領発揮
毎年の恒例だが、今夏もヨーロッパのクラブが出稼ぎしに日本に来ている。レアル・ソシエダ、スタッド・ランス、バルセロナ。蒸し暑い日本でゲームをするのはしんどいだろうに。興行の意味合いが大きいだろうが、ヨーロッパも8月中旬頃からシーズンが始まるので、まるっきり観光気分というわけでもない。
長崎がレアル・ソシエダを、山形がスタッド・ランスを破ってみせた。真剣勝負ではないとは言え、J2の彼らにとってのモチベーションは中途半端ではなく本気モード。〝魔界〟と言われるJ2の本領発揮である。札幌が8月に対戦するライバルの長崎が自信をつけてしまったのが何とも恨めしい。
ハンデあっても結果を出したバルサ
そして今回、バタバタの来日劇だったバルセロナ。一旦は来日中止が発表されたが、三木谷さんが何とかやりくりして試合の前日にチームは来日。時差ボケでコンディションも万全ではない中で神戸を3-1でやっつけるのは流石である。前日来日で相当なハンデがあったはずだ。個の能力で何とかなっちゃう力の差があったように思う。だが、FWラッシュフォードがバルサにいるなんて…。
昇格争いに直結する8月のゲーム
しばしのインターバルが明け、今週の土曜からリーグ戦が再開する。前回のコラムでも触れたが、札幌の8月のゲームは昇格争いに直結するものとなる。とくに最初の鳥栖、長崎の連戦を獲るか落とすかでプレーオフ圏内に入れるかが決まると言っても過言ではない。それほど重要な連戦なのだ。