ファイターズ
《ハム番24時》7月21日

暑い。
楽天との初戦が行われた19日こそ、最高気温が30度を超えたものの、湿度もそう高くはなく、時折吹く風にまだ心地よさを感じることもできていた。だが日を追うごとに気温は上昇。心なしか照りつける日差しの強さも、どんどん強くなってきているような気がしている。そんな仙台の天候に、隣県・山形出身の斎藤も「いや、暑いっすね」と苦笑いを浮かべていた。
山形中央高時代には真夏の仙台で試合を行う機会もあったそうだが、「なんでこんな暑さで野球をやっていたんだって。高校生すごいっすね」と、当時を懐かしむ。「高校時代は平気だったんですよね。しかも(1日)2試合とか、普通に完投もしていたので。高校生のときの自分の体力がすごいですね」と口にする一方、「今『(同じように)投げろ』って言われたら、投げられるんですよね、たぶん」と、まだまだ高校時代の自分には負けていないという気概も持っている。
生まれ故郷に最も近い球場であることから、同地での試合には家族や知人がよく来るそうで、この日も友人が来場予定とのこと。「この暑さでも、しっかりピッチングに気持ちを入れて、向かっていきたいです」。暑さに、そして高校時代の自分にも負けない熱いピッチングを披露するべく、自身の出番に向けてブルペンで牙を研いでいく。