アマスポーツ
2022/01/03 14:17

道文教大付 江藤主将「ベスト8の壁乗り越える」 全日本高校女子サッカー3日開幕

現校名で初の選手権舞台に臨む道文教大付メンバー。目標は8強入りだ

 全日本高校女子サッカー選手権がきょう3日、兵庫・いぶきの森球技場などで開幕。道文教大付が30年連続30度目の出場を果たす。校名変更後では初となる選手権舞台。同日の1回戦で四国学院大香川西(香川)と対戦する。今季の道女子リーグで得点王に輝いたエースFW江藤里桜奈主将(3年)は8強進出を誓った。また、道第2代表の道大谷室蘭は同日の1回戦で追手門学院(大阪)と対戦する。

 節目の出場を勝利で飾る。昨夏の全道大会では準優勝と全国切符を逃した道文教大付。江藤主将は「高校最後の大会なので悔いを残さない。ベスト8の壁を乗り越えられるように頑張る」と大舞台に向け、意気込んだ。
 江藤の持ち味は50メートル7秒3の俊足。昨年の道女子リーグでは10試合で24得点と1試合平均2・4得点をマークした。これまではドリブルでサイドを切り裂くシーンが多かったが、昨季からは自らゴールに向かう積極性を見せる。大黒柱は最前線でも存在感を示してきた。
 昨年11月の皇后杯1回戦では、なでしこ1部のニッパツ横浜FCシーガルズに0―8で大敗した。それでも江藤は対峙(たいじ)した相手DFを一瞬で置き去りにするスピードを見せるなど、全国でも通用することを証明した。
 「皇后杯では、めっちゃ強い相手と対戦できたので、そこで出た課題を改善したい」。今は利き足の右足だけではなく、左足でのシュート練習も敢行している。点取り屋としての努力を惜しまず、成長を続ける。
 後輩たちにも刺激を受けた。バスケットボールのレバンガ北海道U18が昨年10月の「U18チャンピオンシップ」で初代王者に輝いた。メンバーは全員、同校に通う1年生だ。「自分たちも頑張ろうと思いました。負けていられない」。寒風吹きすさぶ北の大地で最後の調整を終えた。万全の状態で全国舞台に臨む。

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