ファイターズ
石井一成 3試合連続の複数安打 選手会長から託された「頼むぞ」 中堅選手として秘める思い

■パ・リーグ14回戦 日本ハム3-4西武(7月17日、ベルーナドーム)
好調を維持する〝ピン・グリフィー・ジュニア〟
日本ハムの石井一成内野手(31)が「5番・二塁」で先発出場。四回に右前打を放ち、7月6日の楽天戦(エスコン)から続く連続試合安打を「8」に伸ばした。
新庄監督がメジャー通算630本塁打を誇るケン・グリフィー・ジュニアの動画を送ったことから、石井の愛称の「ピン」をもじって〝ピン・グリフィー・ジュニア〟と命名。チーム内でもすっかり浸透しており、「みんなにめっちゃ言われます」と照れ笑いを浮かべる。
九回にも中前打が飛び出し、3試合連続で複数安打をマーク。「継続していくだけなので、状態というか、その打席の中でできることをやりたいです」
7月の打率.395でも慢心なし
7月の月間打率は.395。好調を維持しているが、慢心はない。
前日16日、4安打2打点で勝利に貢献した石井はヒーローインタビューでこう話していた。「ちょっと隙を見せたり、いろんなやってはいけないミスも出ているので、気を引き締めながらやっていければいいです」

ミスの怖さを知るプロ9年目野手
真面目なコメントにはこんな思いが隠されていた。
「強いチームも見ているので、点を取るのはもちろんいいんですけど、接戦になった時にミスした方が負けなので、そういうところを今からやっていけば、つながるのかなって」。今年でプロ9年目を迎え、ミスの怖さは痛いほど経験してきた。「自分に言い聞かせている部分もあるんですけど、チーム全体で二遊間中心に締まった守備から攻撃につなげられたら一番いいかなと思います」