《SHINJOの信条》リードをガラッと変えて、戸惑わせようかな、というのもあって

■パ・リーグ14回戦 日本ハム3-4西武(7月17日、ベルーナドーム)
試合後、取材に応じた新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
―(五回の五十幡の送球エラーに触れて)
「無駄な返球でしたね、あれは。レギュラーを穫って2、3年すれば、感覚が分かって、間に合わないと判断してストップするんですけど。間に合うかもと思って投げると、だいたいセーフなんですよ。あのへんがね。いつも言っている無駄な返球はやめよう、というところ。あれはもったいなかったですね」
【《荒木大輔のズバリ解投》スタメンから外されてもおかしくない幸太郎のワンプレー】
―送球がカメラマン席に入ってしまっただけに、もったいなかったか
「入る、入らないは分からないけど。ワンバウンドだったら高くなったり、入るケースが多い。ピッチャーカバーも、もうちょっと早く行けたかな。まあ、投げないことでしょう。経験、経験、これは」

―失点が失策や四球絡みだった
「フォアボールはもったいなかった。サードのエラーで点が入ることが多いですよね。どのチームも。なんかそういう気がしますね。でも残り試合、エラー0ではいけないから。一番のいい方法はなんだろう? うまい選手を置くことかな? それともエラーしないように練習することかな? その判断は僕に懸かっていますよね(笑)。球場によってもちょっと違う。ここは、跳ねて跳ねて跳ねて、グラブの中で跳ねた球がちょっと浮いてくるんですよ。握り損ないの送球エラーとか多い。それは分かっているから、柔らかく源田くんのようにポンと少しだけ(グラブを)引いてあげるような球場。逆にエスコンなら前に行っても(大丈夫)。言わんでも分かっているよね。(西武の先発)高橋くんも途中から良くなってきたね。必死にやっている姿は素晴らしいなと。初回に3点取られても大丈夫、よし次、次。その後を抑えようというような、うなずきも見て取れた。そこから点を取れなかったからね。山崎くんも悪くなかったでしょ」
【山崎福也 失策絡んだ逆転負けにも「僕のフォアボールが原因。エラーは気にしていなかった」】
―テンポが良かった
「長谷川くんは、なんかチェンジアップを待っている感じがするんですよ。1本目のセンターへの当たり、チェンジアップでしょ。次はいかないで、と指示はしたんですけど」
―六回から捕手を代えたのは
「前回もそう。ワンパターンなリードをガラッと変えて、戸惑わせようかな、というのもあって。あのまま3―1で伏見くんに代えて、逃げ切りたかったですけど…いろいろありますよ」
【石井一成 3試合連続の複数安打 選手会長から託された「頼むぞ」 中堅選手として秘める思い】
―野村から万波に代えた意図は
「ちょっとタイミングが合っていないでしょ。だから、エンドランをかけたりしていた。バットがポンと出ていく。なんか合っていない。守備は万波くんの方が全然うまいので。守らせてから、打席でどういう姿を見せてくれるかなと。まだ本調子ではないですね。でも本調子に上げていくのが僕の役目。使い方とか。大事な場面で。やっぱり気持ちの入り方は場面で違うので。集中の仕方も変わってくる。集中しすぎてバットが出てこない時もあるから、それは難しい。起用法が。きょうの昼まで2番は水谷くんだったんですけど、(頭の中に)矢沢と出てきて(笑)。ヒット2本とデッドボール。最初のデッドボールで矢沢くんで良かったと思って。当たる時もあれば…当たる時の方が多いけどね(笑)」
―目標に掲げた前半戦の貯金21まで残り3連勝が必要
「可能性はありますよ。で中止、中止やろ(笑)」
【山県秀 1カ月半ぶりに決めた犠打 その裏にあった先輩、首脳陣の支え「みんなアドバイスしてくれて…」】
【ドラ1柴田獅子 プロ1年目の前半戦を総括 ブレーク中の先輩に熱視線「めちゃくちゃすごいなと思う」】