《SHINJOの信条》(采配が)当たったというより、実力があるので。自信を持って出せる

■パ・リーグ11回戦 日本ハム5-4ロッテ(7月8日、ZOZOマリンスタジアム)
試合後、取材に応じた新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
―(試合を振り返って)
「きょうのゲームはマジ、成長しましたね。選手全員が。あー面白かった」
―延長十一回のピンチ。外野の守備位置もうまくいった
「いつもの僕なら1点をやりにいっていないかな。岡くんのところ。きょうは同点でもオッケーかなと。またなにか、点を取ってくれそうな雰囲気を感じたので、目いっぱい後ろにしました。はあ、良かった(笑)。いつも前に出すでしょ。俺、勝負を懸けたいタイプなんですけど。きょうはね」
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―この1勝は大きい
「そう? まだまだ長いじゃないですか。あと半分あるので。まあ、宮西くんのフォアボールはちょっと、本人にも言いましたけど、あれはいただけないと。あそこはダメよと」
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―マルティネスの代打起用も当たった

「いや、(采配が)当たったというより、実力があるので。野村くんにしても吉田くんにしても、ほかの控えの選手たちも。自信を持って出せる。でも(ロッテの)ライトのポジションが前だったら、ちょっと際どかったですよね。僕なら前にしていたかな。マルティネス、右方向に打つのがうまいからね。自分のチームもそうですけど、相手チームからもいろんな勉強ができますしね。こういうことを生かしていかないと。物忘れが気になる年なので(笑)。しっかりメモって残しておかないと」
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―成長する上で、同点や負けよりも勝つことが大きいか
「もちろん。追い付かれて延長で1点取って守り切る。マネジャーと『この場面、どこを守りたくない?』と話していて。外野も風がすごいし、ピッチャーもストライクを入れないといけないし、キャッチャーもワンバウンドを捕らないといけない。(マネジャーの)答えは全部でしたね(笑)。僕は(現役時代に)楽しんでいましたけどね。飛んでこい、飛んでこい、全部飛んでこいと。俺が全部捕ってやるという気持ちで守っていました。ここの球場は風がね。でも全員でつかんだ1勝かなと思います」
―序盤の点の取り方も渋かった
「いや、あの外野のエラーがいらなかったね。きょうは打球のはね方が…。相手の西川くんも(打球をはじいた)。いつもと違ったのかな、という気はしましたね。それは練習からしっかり(準備して)。試合の打球は違いますから。何がなんだか分からないゲームだったので、あとは選手に聞いてください(笑)」
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