8日からエスコンで日米大学野球選手権 初選出の道産子コンビ・平川蓮&秋山俊が地元凱旋へ
大学日本代表の平川(右)と秋山(左)の道産子外野手コンビ=撮影・西川薫
恵庭の北海道文教大グラウンドなどで練習
8日から北広島・エスコンフィールド北海道で開幕する、日米大学野球選手権に出場する、侍ジャパン大学代表が6日、恵庭の北海道文教大グラウンドや室内練習場で汗を流した。北海道関係では、仙台大の両打ちのロマン砲・平川蓮外野手(4年、札幌国際情報)と、全日本大学野球選手権8強入りを牽引した中京大・秋山俊外野手(4年、登別緑陽中出)が初の日本代表入り。地元凱旋へ士気も高まっている。
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いよいよ、決戦の地・北海道に足を踏み入れた。2人の道産子外野手が、狭き門をくぐり抜け〝候補〟が取れて、晴れて日本代表26人に名を連ねた。平川は「たくさんいる大学生の中で選ばれたので、しっかりと責任と自覚の持ったプレーや発言、行動をしていきたい」。秋山も「やっとジャパンのユニホームが着れたというか、ひとつの目標にしてた部分であったんで、本当にうれしい」と、日の丸のユニホームに喜びの声をあげた。
ノックで左翼から本塁へ送球する、平川(左)と秋山
プロ目指すライバルであり共通点も多い「仲良し」
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道産子コンビは同じ外野手として、プロ入りを目指してしのぎを削るライバルでもあり、一緒に勝利を目指すチームメート。2人とも、地元を離れ大きく成長し、所属大学では主力の中堅手として活躍するなど共通点は多く、代表メンバーの中では「仲は良いですよ」と声をそろえる。練習前には一緒にストレッチ。キャッチボールもコンビを組む。背番号も平川が「24」、秋山が「25」。秋山も「一緒に居ることも多い。平川は結構ふざけていたりする」と言えば、平川は「打順も7番、8番で」と仲良しコンビを強調した。
一緒にストレッチをする、平川(右)と秋山
秋山は練習試合でチーム1号放ってアピール
代表結成後の2日から、昨年の都市対抗野球優勝の三菱重工イースト、NPBのヤクルト2軍、DeNA2軍と初の対外試合を行った。秋山は初戦の三菱重工イースト戦で、いきなりチーム1号を放って首脳陣に大きくアピールした。ただ「社会人相手の1戦目は、良い形でやっていたが、2戦目、3戦目でプロが相手になった時に、自分のスイングができずに崩されることがあった。そこはアメリカ戦に向けて、良い実戦経験ができたと思っているので、それを踏まえて、もう一回バッティングを立て直していけたら」と決戦を見据えた。
一方、平川はヤクルト2軍戦で、右手甲を痛めた。幸い軽度で済み、ノックや打撃練習にも参加。出場は「大丈夫です」とキッパリ。仙台六大学春季リーグ戦後に札幌に帰省時、エスコンを2度訪問。「その前にも来てるので下見はバッチリです」。活躍のイメージは、できている。