野村佑希 〝25歳初安打〟で勝ち越しに貢献 〝ぐんのむ〟郡司先輩からの祝福メッセージは-
八回1死、野村が左前打を放つ=撮影・桜田史宏
■パ・リーグ9回戦 日本ハム5-2西武(6月27日、ベルーナドーム)
前日26日に25歳の誕生日を迎えた日本ハム・野村佑希内野手が、「4番・一塁」で先発出場。同点の八回1死から左前打で出塁し、万波の右越え2点適時打で勝ち越しのホームを踏み、「よかったです。後ろの人がよく打ってくれた」と感謝した。
大海さんに申し訳ない せめても勝ちはつけたい
右翼席からハッピーバースデーが流れた第1打席は、2死二塁の好機で遊ゴロ。第4打席に25歳になって初安打が飛び出したが、反省も忘れなかった。六回に1死から自身のエラーで一、三塁とピンチが広がり、「(自身の)エラーで大海さんが完投いける球数じゃなくなったので、申し訳ないなと思っていて、せめても勝ちはつけたいと思っていた」。
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25歳の抱負は「カッコイイ大人になれるように!」。公私ともに仲が良い先輩の郡司は、4月に誕生日プレゼントを贈っていたという。「結婚祝いをくれたので、同時にAirPods Proあげたんですよ。お返し兼誕プレのつもりだったんですけど、彼がどういうつもりで受け取ったかは分からないです。なので、口で(おめでとうと)言っただけです」。続けて、愛情たっぷりの祝福メッセージを送った。
誕プレはもう贈り済みなので…漫才再び!?
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野村がケガで離脱中、ヒーローインタビューで「一緒に立ったら漫才しよ」と約束。今月14日の広島戦(エスコン)では、アベックアーチを放ち、お立ち台で〝ぐんのむ〟の共演が実現した。しかし、インタビューが郡司、野村の順番だったため、後輩が先輩に対して、毒を吐きまくる展開に。「また、もう一回、お立ち台に立ちたいですね。彼が先、僕が後という構図でもう一回やりたいです。(球団にも)言っているので」と意気込む。
6月14日の交流戦対広島、ヒーローインタビューで互いに笑顔で見つめ合う郡司(左)と野村
社会にふさわしい男に僕がしていかないと
人生の先輩として、もの申したいこともあるそうで…。「今の野村は、代々ファイターズの先輩たちが作り上げてきたモンスター(笑)。先輩なめキャラ。あいつはお笑いとしてしまっているけど、それを今までかわいがってきた先輩方、ファイターズそのものの責任があると思う。25歳は四捨五入したらアラサーなので、社会に出てふさわしい男に僕がしていかないといけないですね。少しずつ態度を改めてもらって」
こんな風に言い合えるのは、仲が良い証拠。4番の重責を担う野村には、チームに頼れる先輩がいる。
試合前の声出しをした野村(中央)