マリオ・セルジオ 来日初ゴールへ自信「期待をすごく感じる。当然、応えたい」
第21節・熊本戦(28日、プレド)へ向けて調整したFWマリオ=撮影・宮西雄太郎
■6月26日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌のFWマリオ・セルジオ(29)が26日、札幌市内で行われた全体練習に参加し、第21節・熊本戦(28日、プレド)へ向けて調整した。前節の藤枝戦でリーグ戦デビューを果たした点取り屋は「チーム全体としての試合内容が良かった。勝つことができて一安心」と納得の表情。次戦は来日初ゴールを決め、札幌を今季2度目の2連勝に導くつもりだ。
前節藤枝戦に途中出場し見せ場つくった
巧みなボールさばきと優れたポジショニングを披露し、能力の一端を示した。藤枝戦の後半6分から投入されたマリオは、同33分に敵陣中央からドリブルを仕掛け、PA内に進入。巧みな切り返しで相手DFをかわすと、利き足とは逆の右足を振り抜きゴールを脅かした。
6月21日藤枝戦、攻め込むFWマリオ=撮影・中本翔
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来日初得点こそ逃したが、一連のプレーで技術力の高さを証明した。「惜しかった止まりなので、仕留めないといけないね。焦らず体をつくっていけば、次にチャンスが来たときは決められる。自信を持ってやりたい」と初のリーグ戦で上々の手応えを得た。
左利きだけど、右足もすごいんです
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決定力不足解消を期待されるストライカーは、足元のテクニックに絶対的な自信を抱いている。藤枝戦ではGKの正面を突いたが、逆足の精度は高く「左利きの選手と聞いたら右足はオモチャみたいって思われるけど、僕は逆。得点数を見ても左足と同じか、もしくは超えているぐらい決めている。当然(精度は)同じではないけど、ゴールを数多く決めている、という自信がある」と持ち味をアピールした。

バカヨコと仲良し オフに広島風お好み焼き食べた
初めての海外生活をサポートしてくれる、頼れる存在がいる。「いつも一緒にいるよ。お世話になりっぱなし」というバカヨコとは特に仲が良く、つかの間のオフは一緒に広島風お好み焼きを堪能した。「札幌で食べてすごく美味しかった。コミュニケーションを取りやすい環境なので、段々とコンビネーションも良くなっているよ」と、ピッチ内外でチームメートとの連係を深めている。
異国の地に順応し始めた助っ人が本領発揮する時を、サポーターは今か今かと待ちわびている。多くのファンから寄せられる思いを意気に感じるマリオは「優しく迎え入れてもらえて期待をすごく感じる。当然、応えたい。できるだけ早く…、次の試合で得点を取れたら喜んでもらえるかな。たくさんの方が来てくれると聞いているし、素晴らしい環境の中でプレーできるので勝ちたいと思います」。待望のゴールを挙げ、ホームを熱狂させる。
笑顔をみせるFWマリオ(左から4人目)