【一問一答】レイエス 決勝2ランの裏にオスナの助言あり「(魚雷バットは)重心が近い分…」
お立ち台で笑顔を見せるレイエス=撮影・松本奈央
■セ・パ交流戦2回戦 ヤクルト2-8日本ハム(6月11日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が決勝2ランを含む4安打4打点と爆発し、チームを連勝に導いた。ヒーローインタビューと試合後の囲み取材の一問一答は以下の通り。
【ヒーローインタビュー】
―ナイスバッティング
「(日本語で)ありがとうございます!」
―本塁打の打席はどんな気持ちで向かったか
「交流戦ということもあって、対戦したことのないピッチャーだったんですけど、レポート通りというか、コーチだったりアナリストの方がいい準備、サポートをしてくれたので、高めに浮いた球をしっかり捉えられたかなと思います」
―感触は
「感触はすごい良かったですし、きのう届いた魚雷バット、トルピードバットを使って、1本出たのでうれしかったです」

―魚雷バットの使い心地は
「練習からすごい感覚が良くて、スイングも速くできているかなと。バットも軽く感じますし、良い感触なので、これからも使えるところでは使っていこうかなと思います」
―パ・リーグトップの13号
「ホームラン1位というのはすごいうれしいんですけど、少し残念なことがあって、5月の月間MVPをすごい狙っていて、自分の成績的にもいけるかなと思ったんですけど、もちろん(受賞した西武の)ネビン選手も素晴らしい選手ですし、ほかの選手がどうというわけではないんですけど、自分はなんとしてでも今月、月間MVPを取って、選手全員と焼き肉に行ければなと思っているので、応援よろしくお願いします」
―今後に向けて
「ボスの教えの通り、愉しむだけかなと思います。チームメートも、チームも僕のことを信じてくれているので、僕も同じようにチームメート全員を信じて、これからも愉しんでいきます」

―ファンへ
「いつも、僕だけじゃなくてチーム全員の応援、本当にありがとうございます。本当に力になっています。毎日、足を運んでくれて、熱い応援、感謝しています。これからも戦い続けるので、応援よろしくお願いします」
【試合後の囲み取材】
―トルピード(魚雷)バットが折れたか
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「何本かあるうちの1本が2打席目に折れちゃいました」
―その後の打席は普通のバットだった
「(トルピードバットに)テープを巻く時間がなかったので、きょうの最後の3打席は普通のバットでいきました。あしたの練習前にテープを巻いて、練習からトルピードバットでいきます」
―自分で巻くのか
「(日本語で)うん、そうそうそうそうそう(笑)。(ここから英語)自分の好きなように巻けるので、長いこと、いつも自分で巻いています。(日本語で)スポーツデポ!(笑)。本当に本当に。(ここから英語)自分でスポーツデポに買いに行って巻いています。徒歩圏内にあるので、よく1人で行って、今着ている服も全身、スポーツデポで買いました」
―八木コーチが、注文してからバットが届くまで時間がかかったと
「結構、かかりました。ほかの普通のバットで、2月に頼んだバットがまだ届いていなくて、もどかしいです。(日本語で)沖縄(キャンプ地で頼んだバットが)、まだ。何してる?(笑)」
―ここからは、魚雷バットと普通のバットを使い分けるか
「(ここから英語)去年から見てくださっている皆さんはご存じの通り、バットだったりバッティンググローブは頻繁に替えるタイプなので、特に調子が悪い時はすぐ替えたり、ちょっと感覚が違うとなっても、調子が良い時は験担ぎのような形で替えなかったり。トルピードだから、通常だからというよりは、調子に合わせてという感じです」
―パワーの源は焼き肉か
「もちろん食べることもあるんですけど、家族全員が大きくてパワーがある方だと思う。一応、弟が去年、来ていて、見たことがある方もいらっしゃると思うんですけど、体が大きい。血筋なのかなと思います。家族全員、大きくて力強い家系に生まれました」
三回無死二塁、バットを折りながらも適時打を放つレイエス=撮影・井上浩明
―焼き肉はどのぐらいのペースで食べるか
「今年はそんなにです。まだ3回ぐらいしか行けていないです」
―コストコで食材を買っていると聞いた
「家族が多いので、結構、食材を買いだめしています。日本人との違いというか、その日のための食材というよりかは、車も持っていないですし、タクシーだったり電車になるので、頻繁には行けない中で、1カ月分の食材を買うというのが基本です」
―お父さんも大きいか
「5歳の時に亡くなったので分からないです」
―打撃手袋などを替えるのはメジャーの時からか
「映像を調べたら分かると思うんですけど、試合によっては右手と左手で違う色のバッティンググローブ着けたり、いろいろ替えたりしています。良い気持ちで打席に入るには、そういったところからのインスピレーションが大切かなと」
―日曜日の試合でホームランを打った。その後にバット替えた。珍しくないか
「(魚雷)バットが届いたのがきのうの試合の前だったので。練習でまず使ってみないと試合でどうか分からなかったので、練習で使ってみて、すごい感覚も良かったですし、ボールも速く飛んでいるかなというのは自分の中であったので、試合で使おうとなった感じです。きのう初めて使った試合で、第1打席のヒットがバットの先で、第2打席は捉えたと思った当たりがちょっと上をこすって、内野ゴロだった。なんでだろうと、自分の中で考えて、きょうのバッティング練習の後に、ヤクルトのオスナ選手と結構、長い間話していて、なんであそこを打ち損じたんだろう、打ちごろの球をなんで打ち損じたんだろうという話になって、『バットの重心が近い分、スイングスピードも上がって、しなりが強くなる分、前で捉えちゃっているじゃないか、もっと引き付ける必要があるんじゃないか』という会話があって、その意識で打席に立って、きょうは結果が出たので良かったです」
―本塁打後、新庄監督とは何を話していたか
「内緒です。ソーリー、ソーリー、(日本語で)本当にごめん」
八回無死、二塁打を放ったレイエス
―焼き肉の好きな部位は
「(日本語で)タン、カルビ、ハラミ。イエス、ハラミめっちゃうまい。バット、マイフェイバリット、石焼きビビンバ(笑)。本当、本当」