【一問一答】レイエスがサヨナラ弾 あふれ出るチーム愛、日本愛 「本当に日本は素晴らしい国」
九回、レイエスがサヨナラ本塁打を放ち、ファンに向かってガッツポーズを見せる=撮影・桜田史宏
■パ・リーグ10回戦 ロッテ0-1日本ハム(6月1日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が九回にライトへサヨナラの11号ソロ本塁打を放った。3ボールから一振りで仕留め、チームを2試合連続のサヨナラ勝ちに導いた。試合後の一問一答は以下の通り。
―ナイスバッティングでした
「(日本語で)ありがとうございます」
―今の気持ちは
「最高ですね。チームのために勝利を届けられたのも、大勢のファンの皆さまの前で打てたのもうれしく思います」
―3ボールからの一発だった
「首脳陣を含め、チームの皆さんには感謝していますし、自分のやりたいように、好きなように自由を与えてくれることは自信にもつながる。3-0のカウントは状況によって打つべきか、振るべきか振らないべきかあって、たとえば1点差や2点差だったら振らずにランナーをためて、逆転、同点を狙う。あの場面は自分は絶対に振りたいという意識があったので、グリーンライトをくれた監督、コーチに感謝しています」

―打席での狙いは
「ゲレーロ投手が球の速いピッチャーというのは、皆さんもご存じだと思う。1球目、2球目、3球目と球がよく見えたので、プランは焦らず力まずボールに来させる。スイングもそこまで力まずにボール球だったら振らず、ストライクだったら振る。力まずに速く振りにいく意識が成功につながったのかなと思います」
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―速い速度でダイヤモンドを一周した
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「もう本当に興奮しましたし、なんなら今でも興奮していて。早く家に帰って、動画を見返したいです(笑)。自分の母は野球が大好きで、距離が遠いのでなかなか日本には来られないんですけど、いつか呼べたらと思っているんですけど。いつも試合の結果に関わらず、プレーの動画を送っているんですけど、家に帰って動画を送るのが楽しみです」
―今季一番速く走れたのでは
「確かに…。ホームにかえる意識だけで全力疾走したので、興奮していました」

―交流戦を視野に一塁の守備に就いた
「何度も言うようですけど、チームには感謝していて、守備のリズムもつくりやすい環境を整えてくれているのかなと思います。キャリアを通して外野しかやったことがなかったんですけど、才能があるとは言わないですけど、普段の練習から意識や環境を整えてくれている。チームが自分に最大限のパフォーマンスを発揮できる環境づくりをしてくれているので、自分のできることはパフォーマンスで返すことだけかなと思っています」
―前日5月31日は郡司がサヨナラ打を放った。刺激になったか
「刺激になったというよりは、きのうのサヨナラの場面、スイングルームで細川選手と一緒に祈っていたんですけど、実際にサヨナラヒットが出て、みんなで興奮して喜びを分かち合えたのが、きょうにつながったのかなと思う。たぶん、きょうほど盛り上がりはしなかったと思うんですけど、ホームランなので(笑)」

―お母さんはまだ日本に来たことがない
「まだ。あと2、3週間後くらいには息子2人をドミニカから呼ぶ予定です」
―好きな手料理は
「名前が分からないですけど、豆と肉を使ったシチューが大好物です。あとお米。日本の米とちょっと似ているんですけど、ちょっと塩気がある米と、さきほど言った豆とお肉を使ったシチューが好物です。お母さんが来たら、皆さんのために振る舞ってもらうので。ホントに。ホントに。メディアルームに持って行きます」
―ヒーローインタビューでは、ホームランについて日本語で「えぐい」とコメントしていた
「吉田選手に教えてもらいました。前に教えてもらって何回か使うようになりました。たくさん、先生がいます。清宮、細川、吉田、石井…」

―好きな日本語は
「(日本語で)おはようございます。毎日毎日、言っているので。本当に日本は素晴らしい国ですし、美しい国かなと思う。ドミニカからもうちょっと距離が近ければ、家を建てて住みたいくらい。安全性とか考えて本当に最高の国です。でも、ドミニカも大好きなので、(家族が)近くにいないと寂しい」