レイエス 逆転の2ランを含む4安打4打点 エースが感激したチーム愛あふれるロッカーでの振る舞い
一回2死一塁、逆転の2点本塁打を放つレイエス=撮影・松本奈央
■セ・パ交流戦2回戦 ヤクルト2-8日本ハム(6月11日、エスコンフィールド北海道)
本塁打と打点はともにリーグ単独トップ
日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)がリーグ単独トップの13号2ランを含む4安打4打点と大暴れ。チームを勝利に導いたスラッガーは、誰よりもチームを愛するナイスガイだ。
複数オファーから日本ハム残留を決断
来日1年目の昨季は、103試合に出場し、打率.290、25本塁打、65打点。夏場に入って調子を上げ、2位に躍進する原動力となった。オフは複数のオファーがある中、日本ハムに残ることを選択。「ファイターズ以外の場所でプレーすることは考えられなかった」とコメントした。
三回無死二塁、適時打を放つレイエス
1日のロッテ戦では劇的サヨナラ弾
今月1日のロッテ戦でサヨナラ弾を放ち、お立ち台に上がった際には、ユニホームの胸にある「FIGHTERS」を指さし「見て、ファイターズ! 僕らファイターズなので、最後まで戦う意識を一人一人持っている。その名に恥じぬように頑張っていきます」
ファイターズの一員であることに誇りを持ち、日々プレーしている。
頼れる助っ人の行動にエースも感服
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日頃の振る舞いは、エース・伊藤の心を動かしている。
「モーレってロッカーのファイターズのロゴを絶対、踏まないんですよ」。エスコンの選手ロッカーは円形になっており、中央の床は球団のロゴマークが描かれたマットが敷かれている。そこを通ることが近道だったとしても、レイエスは避けて通っているという。
四回2死一、三塁、適時打を放ったレイエス
真摯な姿勢はリスペクトに値
道産子右腕の登板日には、ベンチ裏のスイングルームで一緒になることが多い。
「チームを引っ張ってくれるのはモーレ。ちゃんと悔しがるし、1打席1打席に懸ける思いが、すごいんですよ。人に当たったり、物に当たったりもない」。野球と真摯に向き合う姿に、感銘を受けている。
誰もが待ち望むモーレ会の再開催
昨年8月、月間MVPのタイトルを獲得した時には、遠征先の焼肉店で〝モーレ会〟を開催した。ゲットした賞金で、チームメートに大盤振る舞いした。
「なんとしてでも今月、月間MVPを獲って、選手全員と焼き肉に行ければなと思っている」。コメントを発するたびに、あふれるファイターズへの愛、その熱き思いが、チームを一つにしている。
八回無死、安打を放つレイエス