高校野球
札幌日大高2年生右腕・石川が6回1失点で公式戦先発デビュー【春季札幌支部】

■春季全道高校野球札幌支部(5月14日、札幌円山)
▽Aブロック2回戦 札幌手稲1-8札幌日大高※七回コールドゲーム
兄の慎太朗投手は軟式で全国4強
昨秋全道4強の札幌日大高は、8-1で札幌手稲に勝利。公式戦初先発の石川瑛二朗投手(2年)が、6回1失点と好投。兄は登別明日で2年前の全国軟式高校野球選手権4強右腕の石川慎太朗投手(北海学園大2年)。自らは硬式で全国の大舞台を目指す。
次世代のエース候補が、初めて立つ札幌円山のマウンドで力投した。五回まで毎回四球を出すなど制球に苦しんだが、無失策のバックにも支えられ6回1失点。「初めての先発というのもあって、やっぱり練習試合と雰囲気、プレッシャーが違った。その中でも最初の方は、フォアボールを出したり、腕が振れていなかったが、点数が入ったり、回が進むごとに自分の中で調整できた」と緊張の初先発を振り返った。
森本監督「まだまだですね」期待込め辛口評価
森本琢郎監督は「大会の中でつかんでほしいと思っているんですが、まだまだですね」と、期待を込めて辛口評価。「六回の時ぐらいの腕の振りとバランスで放ってくれれば、かなりいいんじゃないか。それが状況とか相手とか、シチュエーションで変わってしまう。心が動いちゃうんですよね。どんな時も六回の2アウト目、3アウト目ぐらいのボールをちゃんと投げてくれれば」と、さらなる成長を求める。