高校野球
2025/05/13 19:20

真冬の〝モエレ山ダッシュ〟効果だ 札幌大谷2年生スラッガー寺町が支部新記録8打点【春季札幌支部】

走者一掃の長打を2本放つなど、春の支部記録となる1試合8打点をマークした札幌大谷の寺町=撮影・西川薫

■春季全道高校野球札幌支部(5月13日、札幌モエレ沼公園)
▽Eブロック1回戦 札幌大谷13-2北海道科学大高 ※七回コールドゲーム


 

4季ぶり支部敗退後から下半身強化

 2022年夏の甲子園出場の札幌大谷は、5番・寺町颯太遊撃手(2年)が春の支部記録となる1試合8打点を挙げるなど、15安打13得点の猛攻で北海道科学大高に七回コールドゲームで大勝した。昨秋は4季ぶりの支部敗退。秋から冬にかけては練習グラウンドから近距離にある札幌モエレ沼公園野球場横にそびえ立つモエレ山で走り込みを行い、下半身を徹底的に強化した。

自慢のパンチ力で3安打8打点

 ベンチプレスではチームトップの120キロを挙げる寺町が、自慢のパンチ力を武器に3安打8打点の固め打ちだ。春先にはスイング時に左足を上げるのをやめ、すり足に変更。目線の上下のブレが少なくなって調子が上昇した。

 3月末からの関東遠征では東海大相模との練習試合でマルチ安打をマーク。今月1日にモエレ沼球場で運営テストも兼ねて行われた練習試合でも5打数4安打。「最近、調子が良いので全試合こんな感じでやっています。(8打点は)初めて。冬にやってきた成果が出た」と声を弾ませた。

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