水野達稀&野村佑希 山鼻南小学校で児童と触れ合う 首位攻防戦に向けてエネルギー充電
札幌山鼻南小学校を訪問した水野(左)と野村=撮影・工藤友揮
同学年コンビで札幌山鼻南小学校を訪問
日本ハムの水野達稀内野手(24)と野村佑希内野手(24)が12日、札幌山鼻南小学校を訪れた。
キャッチボールやじゃんけん大会などで、児童たちと約1時間にわたって触れ合い、今後のペナントレースに向けてエネルギーを受け取った。
これぞプロの技 体育館に大歓声!
全校児童330人から沸き起こった大歓声の中、体育館に入場した2人は、あいさつの後にキャッチボールを実施。プロ選手の正確なキャッチングとスローイングを披露すると、再び体育館内に児童たちの歓声が響き渡った。
キャッチボールをする野村
ちびっ子球児にエール 「いっぱい野球をして」
児童たちとのキャッチボールを楽しんだ後に行われたのが、質問コーナー。現在の日本ハムの強さについての質問に、水野が「野村がいっぱい打ってくれるから」と、同い年の4番打者の打棒をたたえた。すると野村は「球場に来てくれる、テレビの前で応援してくれるファンのおかげです」と、日々送られている応援の声に感謝した。
野球がうまくなるコツについて問われると「いっぱい練習して、うまい人のプレーを見て学んだら、うまくなると思います」(水野)、「いっぱい野球をすること。楽しくやっていれば、気付いたらうまくなっています」(野村)と、少年少女にエールを送った。
サプライズでサインボールをプレゼント
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終了時刻が近づき、児童たちへのメッセージを語る中で、突然、野村が「さっきキャッチボールをしたボールを誰かにあげます」と宣言。2人のサイン入りボールを巡るじゃんけん大会がサプライズで開催された。
見事に勝ち残った児童には、周囲からの羨望(せんぼう)のまなざしが向けられた。
じゃんけん大会でパーを出す野村
キャッチボールでダイヤモンドの原石を発掘!?
最後は記念撮影を行い、児童たちがつくった花道を通って退場した2人。野村が「本当に元気をもらった。すごく会いたがってくれている人たちに会えるというのは、なかなかシーズン中にはないので。すごく元気をもらえましたし、あらためて頑張ろうと思いました」と笑顔を見せた。
水野は「(一番、印象に残ったのは、児童たちとの)キャッチボール。1人、『この子うまいな』って子がいました。有望ですね」と、驚きを見せていた。
児童らの前でキャッチボールをする水野
13日からのオリックス戦へ気合十分
13日からは、オリックスとの首位攻防戦に挑む。
水野は「みんな見てくれているって言っていたので、まずは勝つことだなと思っています。もちろん自分が打って勝てたらいいですけど、まずはチームの勝利優先で」。野村も「勝つことが一番、喜んでくれることだと思うので、しっかり勝ちきれるように頑張りたいと思います」。明るく元気な児童たちからもらったエネルギーを力に変えて、内野手の同学年コンビが首位固めを果たしてみせる。