《いわき戦後》チームとして取り組む絵は見えたと思います
■J2第15節 いわき1-1札幌(5月11日、福島・ハワイアンズスタジアムいわき)
【プレーバック・コメント入り:いわき1-1札幌】
―試合を振り返って
「たくさんのサポーターの方が来てくださって、きょうも引き分けで終わった後に熱い言葉を選手に掛けていただいた。その思いに勝ち点1でしか応えられず、悔しく思っています。前半はバランスの取れた戦いができて、たくさんチャンスもつくれたけど、1点で終わって危険かな? という流れでした。後半は相手にチャンスをつくられることは仕方ないとしても、もっと自分たちでボールを持ってコントロールしないといけない時間が続いた。それが失点するまで続いてしまった。自分たちがもっとうまく戦うべきでした」
【菅野孝憲が11戦ぶり先発復帰「前に進むことをみんなで意識してやっていきたい」】
―菅野が久々の実戦出場。好セーブもあった
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「素晴らしい活躍でした。勝ちきっていれば、なおさら良かった。試合に出てない期間も、ここまで非常に良い練習を積んできて、それがそのまま出た。彼が入ることでビルドアップも背後のケアも非常に安定した。見ていて安心感がありましたし、さすがだなと思います」
―古巣相手に奮闘した家泉への評価を
「失点の場面で滑ってミスもありましたので、トントンですね」
【家泉怜依 恩返し弾もドロー決着を猛省「失点に絡んでいる。僕としてはそっちの方が重要」】
―ゲームコントロールが苦しくなった要因は
「選手は入れ替わりましたが、フォーメーションは変えていないです。今週に取り組んだことを前半のメンバーは出せていましたが、後半は相手がプレスに来て、どこが空くのかという認識がなくなってしまった。ジュビロ戦と同じような時間が続いた。それはチームとしての課題だと思います」
―サンチェスをスタメン起用した意図は
「競争の中で、いろいろチャンスを得るべき選手がいる。11人だけでなく、そういう選手も出ます。その中で(菅野とサンチェスの)2人とも最近いいパフォーマンスをしていたのでチャンスを得ました。ジョルディは前節で得点をした。自分たちが求める(ポジション的に)9番の選手に対する動きは、彼が一番やってくれる。それを期待して出しました。(札幌は)ビルドアップの回数が少なくないチーム。最後のフィニッシュでどう入っていくかの絵が、ジョルディが出ることで、やはり見えるなと確認できた。決めきってくれていたら最高でしたが、2、3点取るチャンスができた。そこまで持っていけたのは、彼がそこにいるから。その動きを他の選手にもしてほしいと、あらためて思った。決めきることができれば2、3、4点と入る。そこにチームとして至れない課題がありますが、チームとして取り組む絵は見えたと思います」
―2017年に天皇杯で対戦している。当時のいわきはJリーグではなかった
「チームとして相手を意識するよりも、今は自分たちの課題や、やれていることやれてないことの取り組みの中で、いわきに対してどうはまるかというところで試合に臨みました。開幕当初はうちに対して引いてくる相手が多かったが、ようやくプレスに来る相手が増えた。きょうのいわきもプレスに来るチーム。それに対して自分たちがどうするか。逆に狙いやすい攻め方が、今のチームの取り組みの延長にあった。それを見せたいと思っていた。個人的には東京ユナイテッド時代にいわきでキャンプをした。小倉さんや田村くんとは以前から親交が深い。その面でも楽しみにしていたし、ピッチ上で会えたことはうれしく思う。素晴らしい取り組みをされている。僕が知っている頃はまだ地域リーグ。ここまで非常に早いスピードで来ていることは素晴らしく、日本サッカー発展に貢献されているなと思います」
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