《SHINJOの信条》あの何秒かの間で郡司くんになりました
■パ・リーグ４回戦 西武０－２日本ハム（４月１１日、エスコンフィールド北海道）
―（試合後、自ら）
「渋い、郡司くん、渋すぎる。よく松本（剛）くんもね、あれもう走って（盗塁して）アウトになったらゲームセットというところで走ってくれて。勇気がいります、あれは。それで前進守備になって、郡司くんの気持ちが楽になったかもしれないし。でかかったです。というか、きょうの投手戦、スリリングで良いゲームだなーと思いましたね」
【郡司裕也のサヨナラ２ランで今季初４連勝 目指すは唯一無二の存在「１２球団見ても、たぶん僕しか…」】
―わくわくするような
「したねー、きょうは。お互い良いピッチングしてね。（山崎に）勝ちをつけたかったですけどね、何とか。でもこれはもう評価は、完封と一緒ですよ」
―六回に、両手でゼロとゼロをつくっていた。それぐらい良かったか
「いい。すごい。お互いね。ゼロゼロってなるわ。素晴らしかった。きょう、移動試合で同点で終わって、あしたデー（ゲーム）だと、気持ち的にね。きょうの勝ちは、郡司くん、全員の疲れを吹き飛ばしてくれた１本でしたね。入ると思った？ （外野を）越えて１点でと思ったら、ぐんぐん伸びたね。素晴らしい」
【山崎福也 六回までノーノーで８回０封 今井との投手戦に「とにかく点を与えないようにと」】
―最後に郡司が残っていた
「いや、あれね、奈良間くんが今、調子がいいから、奈良間くんがヒットを打って、一、二塁で、（次の）水野くんがきょういい捉え方していたから、そっちにしようか（悩んだ）。いやでも、松本くんを代走で出して、いつでも行っていい（盗塁していい）というサインで走らせて、郡司くんで行こうって、あの何秒かの間で郡司くんになりましたね。ネクストバッターサークルにも入れていなくて。奈良間くんには申し訳なかったですけど。いやー、良いチームですよ。興奮した」
―郡司がベンチにいることは監督としてどうか
「それは、４打席立たせる方がね、仙台でも良いバッティングしていて。まあこれはきょう、（普段バッテリーを組んでいる）伏見くんと山崎くんを、ちょっと代えて田宮くんで行ってほしいなと思って、きょうは田宮くん。今井くんとも相性が良いし。あした金村くんのときに、（普段組んでいる田宮ではなく）伏見くんにしようと思ったら、それが良い結果につながったというのもありますよね」
―田宮の（自打球が当たった）足は大丈夫か
「爪かな。あれは痛いんですよ。僕はもう取れましたけど、７年ぐらい残るんですよね、爪の血豆。最悪はもう爪が浮いてきて、一枚剥がれるときがあるんですよ。ちょうど打つときにガードがズレて当たったので、もうちょっと締めないといけないですね。当たったことないでしょ。１５０キロのボールを打って、１５８キロのボールが足に当たるって。でも自分のミスだから、誰にも文句言えないし。めちゃくちゃ痛いんですよ。アイシングできないしね。あしたね、ちょうど伏見くんだったので、最悪は代打で使えるかなと」
―連勝が伸びた
「いや、もうもう、１試合１試合、精一杯やって、勝ち取ったというところですよ。連勝とかもう…関係あるか（笑）。気持ち的にね。あしたデーゲームなので、みなさんも早く帰って寝てください。寝れんわ」
【松本剛 勇気振り絞り極限の状況で盗塁成功 悔しいベンチスタートも「やれることはある」】
