【プレーバック・写真入り】J1第28節 磐田0ー2札幌(8月25日、ヤマハスタジアム)
0封勝ちは前回磐田戦以来3カ月ぶり
最下位20位の北海道コンサドーレ札幌は18位のジュビロ磐田とアウェーで対戦し、2-0で勝利した。降格圏脱出のためには絶対負けられない残留争いのライバルを下し、勝ち点3をもぎ取った。5月15日磐田戦(1○0)以来の完封勝利を収め、今季リーグ戦初の連勝を飾った。
開始9分、札幌が先制した。右サイドのMF近藤友喜(23)がMF駒井善成(32)からのスルーパスを受けてドリブル突破。ディフェンダーの厳しいマークをかわしてシュートを放つも、ポストに阻まれる。が、その跳ね返ったボールを再び自身の右足で押し込んだ。
雨が強まる敵地のピッチ。体を張った守備で、磐田に思うように攻撃させなかった。1-0で折り返し、後半16分。先制ゴールの近藤を下げて、MF宮澤裕樹(35)を投入。MF青木亮太(28)が右サイドに入り、宮澤と駒井がダブルボランチを組み、DF岡村大八(27)とMF大﨑玲央(33)がセンターバックという4バックにフォーメーションを変更した。
攻めの姿勢を貫くため、交代枠をフルに使った。後半26分に、一気3枚替え。新戦力のFWアマドゥ・バカヨコ(28)、DF中村桐耶(24)、DF馬場晴也(22)をつぎ込んだ。馬場がボランチに入り、宮澤と岡村がセンターバックで4-4-2の布陣。後半31分に馬場がファウルでイエローカードをもらい、累積警告で次節は出場停止となった。
後半44分、待望の追加点が生まれた。DF髙尾瑠(27)からのクロスを青木がペナルティーエリア左から右足でシュート。止めに来た相手DFに当たりゴール左のネットを揺らした。同46分には、FW鈴木武蔵(30)を下げて新戦力のFW白井陽斗(24)を送り込み、最後までアグレッシブに戦った。
札幌の勝ち点は22となり、残留圏17位の湘南は前日に敗れたため29のまま。リーグ戦10試合を残し、その差を「7」に縮めた。
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■14試合ぶりの完封勝利を挙げたGK菅野孝憲(40)
「(勝って)良かったと思います。とにかく今は次の試合に向けて切り替え