冬季スポーツ
2021/11/22 14:50

近藤 男子1000&1500で2冠

前日の1000メートルに続き、1500メートルも制した近藤

■全日本選抜スピードスケート帯広大会 最終日(21日、明治北海道十勝オーバル)

 男子1500メートルは、ソチ五輪代表の近藤太郎(27、ANAエアポートサービス、駒大苫小牧高出)が1分48秒89で優勝。前日の1000メートルに続いて表彰台の頂点に立った。北京五輪日本代表選考会(12月27~30日、長野)を前にした最後の公式戦を2冠で締めくくった。

自身は辛口評価「タイム良くない」

 近藤が危なげなく2冠を達成した。1000メートルに続く勝利に「コンディショニングがうまくかみ合えば、良いタイムが出せるという手応えを得た」と振り返った。
 大会前に負傷した腰の痛みに加え、連戦の疲労も抱えながらのレースだった。前半700メートルを全体3番手で通過すると、後半800メートルはトップタイムで巻き返し、逆転勝利を飾った。
 10月の全日本距離別選手権から1秒以上も遅いタイムには「疲れと痛みもあったけど、良くない。最初の加速が不十分なまま、最後まで行ってしまった」と辛口評価だった。
 今後、屋外リンクで行われる全日本選抜大会には出場せず、年末の代表選考会に向けて拠点の長野で最終調整に入る。「次は一発を狙わないといけない大会になる。焦らずにじっくり練習していきたい」。2大会ぶりの五輪出場へ。スケート人生を懸けた大一番に備える。(島山知房)

あわせて読みたい