２戦連続の完封勝ち　打線は万波＆マルの連弾などで援護

　日本ハムは本拠地のエスコンフィールド北海道でロッテに５ー０と快勝し、引き分けを挟んで４連勝となった。先発した加藤貴之投手（３１）は、被安打９ながら無失点に抑えて１２１球完投。自身５度目の完封で今季初勝利を飾った。ここまで３戦に先発し、なかなか打線の援護に恵まれなかったが、万波中正外野手（２４）とアリエル・マルティネス捕手（２７）の連続本塁打などで四回に一挙５得点した。「９番・二塁」で今季初の先発出場となった中島卓也内野手（３３）の好守備など、野手はディフェンス面でも左腕エースをもり立てた。

　四回一死、２番の松本剛外野手（３０）が左前打で塁に出た。続く万波が３号２ランを放って先制。まずは加藤貴に先制点をプレゼントした。続くＤＨのマルティネスも左翼越え３号ソロで１点追加。安打と四球で１死一、二塁となり、７番・田宮裕涼捕手（２３）の中前適時打で４－０とリードを広げた。２死一、三塁となり、中島のタイムリーでとどめを刺した。

　「６番・三塁」で先発出場した清宮幸太郎内野手（２４）は八回表から左翼の守備に就き、フル出場。打っては２打数１四球と無安打に終わったが、四回に悪送球で失策がついた後は、難しいサードゴロを何度もうまくさばいて加藤貴の完封勝利に貢献した。

　首位に立つソフトバンクが敗れ、２位につける日本ハムは１ゲーム差に迫った。

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■先制２ランを放った万波

「最高です！　加藤(貴)さんをなんとか援護したかったので、先制点を届けられて良かったです」

■２―０の四回に追撃の３号ソロを放ったマルティネス

「きのう、お好み焼きじゃない。きのうジンギスカン！」

（全１５カット）