■４月１６日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

―今年、大会方式がグループリーグからトーナメント方式に変わった
　野々村さん（チェアマン）のせいなんじゃない？ まあ、それは冗談（笑）。ヨーロッパも１部、２部、３部、４部を交ぜてカップ戦をやるリーグも多い。そこに関しては特に問題ない。ファンにとっても面白いゲームが期待できるので、いいんじゃないだろうか。カップ戦なので、より明確に次を目指す。引き分けのない状況を理解する必要がある。

―連戦の過密日程での選手起用について
　日程と移動距離を含め、それは簡単ではない。広島は今週のルヴァン杯がないので、１週間いい準備ができる。それに対して我々は、中２日でホーム戦と、難しいゲームが控えている。（大森）真吾はレッドカードで出場停止だし、問題を抱えている選手も少なくないので、そこもうまくコントロールしなくてはならない。

　けが人も戻ってきいてる状況ではあるが、完全にフィットしているかどうか見極めなくてはならないだろう。通常通りトレーニングして広島戦の準備をしたいが、今日みたいに（メンバーを）分けた形を取りながら、選手のバランスを見なければいけない。難しさはある。バランスを見ながら、残る選手、移動する選手を選んでいる。もちろん両方勝つためだ。

―若手選手のチャンスでもある
　もちろん若手にとっては非常に大きいチャンスになるだろう。ただ、沼津はＪ３でも２位。首位の大宮とも非常にいいゲームをしているし、（１回戦でＪ２の）仙台にも勝っている。大変難しいゲームになることが予想される。彼らにとってはチャンスかもしれないが、我々の目的は次に進む、それが一番の目的。若手、ベテラン関係なく、我々のベースである、走る、戦う、規律を持つところを体現して、チームに貢献してほしいし、チャンスをつかんでほしい。期待している。

―ルール変更でベンチ入り最大人数が増えた
　使えるのであれば２０人連れていきたいが、そのバランスはコーチングスタッフと話しながら選んでいきたい。もし足りなければ、スナさん（砂川コーチ）をもう１回登録して１９人目、２０人目に入れながら使おうと思う（笑）。