コンサドーレ
2024/04/12 15:15

《新潟戦前日》1勝したからといっても、まだまだやるべきことはたくさんある

■4月12日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

―前節G大阪戦で待望の今季初勝利。先週までと比べて良い気分で1週間を過ごされたのでは

 もちろん3ポイントを取れたら、こういうふうにポジティブになるのは当然のことだろう。特に5連敗した後だったので、そういう雰囲気になるのはもちろんそうだろう。

 ただ、サッカーというのはあらゆることが起こりうるスポーツなので、1勝したからといっても、まだまだやるべきことはたくさんある。もちろん勝ったことは良いことであるしポジティブではあるが、やることは変わらない。毎週次の対戦相手に対して良い準備をして、また勝ち点3を取りに行く。その準備をすることが大事だと思っている。

 キャンプ中に抜けた選手もたくさん戻ってきているし、コンディションも毎週毎週少しずつ上がってきているので、その選手たちがもっとチームの力になってくれると思っている。もちろん何カ月も抜けていた選手もいるので、1、2試合やったからといって100%の状態にはならない。そういったところをうまく調整しながら良い状態の選手を使っていきたい。

 敗れてはしまったが名古屋戦、そしてG大阪戦は良いゲームができていた。何が今までと違ったかというと、(宮澤)裕樹が帰ってきたことはチームとしてとても大きかったように感じている。まだケガで抜けている選手がいるが、もう少しで帰ってこられると思う。そこが帰ってきて良い状態になれば、またチームとしても状態が上がってくるだろう。ただそういった状況を踏まえても、一番我々が今後求めるのは、やはり走る、戦うというベースのところを全員が追求してやっていくこと。そのベースを高めることが大事だと思っている。

―選手たちも故障からかなり戻ってきている。監督としても良い意味で頭を悩ませる状況になってきたのではないか

 頭は悩ませるが、クロップとかグラウディオラのように20人の代表選手を手元に置いて、クオリティーを保つことの方が監督としてはやっぱり嬉しい(笑)。もちろん悩みはあるが、特に問題はない。

―対戦相手の新潟の印象、そしてその新潟に対してどのように戦うか

 新潟とは去年2回試合をして、引き分けと厚別で0-1で負けてしまっている。去年昇格したチームではあるが、J1の舞台でもとてもコレクトですばらしいパスサッカーを見せているのは去年から感じていた。そして去年に比べて何人か新しい選手も入ってきて、よりそのサッカーが洗練されているように感じている。モビリティーの高い選手が中盤、FW、あらゆるポジションに多くて、パスサッカーも非常に魅力的であるし、攻守における切り替えも非常に早い洗練されたチームだ。

 なので、明日もとても厳しいゲームになると感じている。後ろからしっかり繋いでくる、そのクオリティーはJ1でもとても高いチームなので、そこに対して我々がどう対応できるかというところになってくると思う。

あわせて読みたい